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プロからのアドバイス

カードローンに関してプロ(FP)からのアドバイスをまとめました。

カードローン選びは、返済方法にも注目!

2008年08月14日
夏休みで帰省したり、旅行に行ったりと出費が続き、財布の中身が心細くなってきました。いざというときに頼れるカードローンを見つけておきたいと思っています。金利面で比較するほか、チェックしておきたい点を教えてください。
自分にあった返済方法を選択できるカードローンをみつけましょう

ローンを選ぶ際には、金利や審査期間、借入限度額などのほか、自分にあった返済方法を選択できるかどうかも重要なポイントとなってきます。 カードローンの返済方法は「リボルビング方式」「残高スライド」等、耳慣れない言葉もでてきて、よくわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は、カードローンの主な返済方法である「残高スライドリボルビング方式」について確認し、 返済期日、臨時返済など返済方法についてもチェックしてみましょう。

残高スライドリボルビング方式

カードローンの返済方法のうち代表的なのが「残高スライドリボルビング方式」です。

まず、「リボルビング方式」とは、限度額の範囲内なら何度も借り入れでき、借入金の増減に関わらず毎月の返済額が変わらない方式のことをいいます。

それが、残高スライドリボルビング方式となると、毎月の返済額(最低支払額)が借入残高に 応じて変化(スライド)するリボルビング方式のことをいいます。

残高スライドリボルビング方式には、「残高スライド元利定額リボルビング方式」「残高スライド元金定額リボルビング方式」 「残高スライド元利定率リボルビング方式」に分類されます。
(用語については →イーローン・ローン大辞典 「残高スライドリボルビング返済」を参照)

このうち、多くのカードローンで採用されている返済方法で、単に「残高スライドリボルビング方式」とも呼ばれる 「残高スライド元利定額リボルビング方式」について、具体的にみてみましょう。
「残高スライドリボルビング方式」の場合、利用残高に応じて、下記の表のように毎月返済しなければならない金額(毎月の最低返済額)がかわります。 (利用残高と毎月返済額の区切りはローン商品によって異なります)。

例の場合だと、30万円借り入れると、当初の毎月返済額は1万円ですが、残高が10万円以下になると毎月返済額は5,000円になります。 返済中にさらに借入し、借入残高が55万円になったとすると、毎月返済額は15,000円となります。

<残高スライド元利定額リボルビング方式の例>

借入残高 毎月返済額
~10万円 5,000円
~30万円 10,000円
~50万円 15,000円
~70万円 20,000円
~100万円 30,000円

では、実質年率12%(月利1%)で30万円を借り入れた場合、どのように返済されていくのかみてみましょう(カードローンの金利は、「借入日数/365日」をかけて日割で計算されますが、ここでは、計算を単純にするために、年率を12ヶ月で割った月利で計算しています。実際に借り入れた場合の数字は異なってきますので、ご了承ください)。

第1回目の利息は、30万円×1%で3,000円です。借入額が10万円超~30万円までの毎月返済額は1万円なので、元金返済分は「10,000円-3,000円=7,000円」。借入残高は、「300,000円-7,000円=293,000円」となります。

支払い回数(回) 毎月返済額(円) 元金分(円) 利息分(円) 借入残高(円)
0 0 0 0 300,000
1 10,000 7,000 3,000 293,000
2 10,000 7,070 2,930 285,930

26回目の返済が終わると、借入残高が10万円を切るので、27回目から毎月返済額は5,000円になります。返済はラクになりますが、その分借入残高が減るスピードは遅くなりますね。

支払い回数(回) 毎月返済額(円) 元金分(円) 利息分(円) 借入残高(円)
26 10,000 8,977 1,023 93,321
27 5,000 4,067 933 89,254
28 5,000 4,107 893 85,146

この条件の場合、完済までの返済回数は47回、利息総額は63,812円となります。

ちなみに、返済額が残高スライドせず、1万円のままだとすると、返済回数は36回、利息総額は58,462円です。

このように残高スライドリボルビング方式は、借入残高が少なくなると毎月返済額が少なくなるので、 返済はラクになりますが、返済負担は重くなるという特徴があります。 5,000円返せばよい月にも10,000円返し続ければ、早く返済を終わらせ、利息を節約することもできます。

なお、借入残高が減って返済額も少なくなると、つい、「もう少し借りても大丈夫」と気が大きくなりがちです。 むやみに借り入れを増やし、いつまでたっても返済が終わらないことになりかねないので、気を引き締めておくことも必要ですね。

自分にあった返済方法を探してみよう

返済方式以外に、チェックしておきたい返済方法を、具体的に商品内容でみてみましょう。

・「ボーナス払い」もできる
三菱UFJニコス ローンカードの返済方法は、 「定額リボルビング(毎月元利定額返済)方式」のほか、「ボーナス併用定額リボルビング方式」も選ぶことができます。 会社員の方などで毎月返済額は少なめにしてボーナスでしっかり返済したい、という場合には便利ですね。 なお、「残高スライド」ではないので、借入残高が少なくなっても、毎月返済額は変わりません。

・「返しやすい日」を返済日にしたい
給料日直後がいい、給料日後ほかの支出のめどがついてから余った金額を返したい、 給料日前に余っているお金を返済にまわしたい等、「返しやすい日」はそれぞれ違うのではないでしょうか。 カードローンを選ぶ際には、「返済日」にも注目してみましょう。
三菱東京UFJ銀行のカードローン バンクイックは、 35日ごとの返済と、毎月指定日返済のどちらかを選ぶことができます。
また、アットローン(三井住友銀行グループ)は、 毎月5日、15日、25日、末日から返済日を選ぶことができます。

・返済手段が選べる
SBIイコール・クレジットのイコール・クレジットNEOは、 コンビニエンスストア(全国約18,000店舗)、インターネット決済銀行、インターネットバンキング、銀行振込から返済方法を選ぶことができます。 自分の都合にあう返済手段があるかどうかも、借りる前にチェックしておく重要なポイントです。

・臨時返済手数料が無料
住信SBIネット銀行のネットローンの場合は、 住信SBIネット銀行WEBサイトで任意の金額を代表口座の円普通預金から振り替えて、あるいは利用可能ATMから入金して、手数料無料で臨時返済ができます。

早く返せば返すほど、利息は節約できますから、臨時返済や繰上返済の方法は、借入前に調べておきましょう。

このように、返済方法は商品によって異なります。ローン商品を選ぶ際は、金利だけでなく、 「自分にとって返しやすい」かどうかも、チェックするようにしましょう。

担当:大林 香世(執筆:2008年08月07日)

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