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【第24回】医学部進学の費用調達には教育ローンの利用も視野に!選び方のコツは?

2021年04月19日
医学部進学の費用調達には教育ローンの利用も視野に!選び方のコツは?
子どもの大学進学を控えている保護者の中には、学費の工面に頭を悩ませている人もいるでしょう。大学にはいろいろな学部がありますが、特に子どもが医学部への進学を希望していると「いったい学費はいくら用意したらいいのか」と気になるという人も多いかもしれません。そこで本記事では、医学部への進学を考えている子どもを持つ保護者向けに学費の目安や教育ローンの利用に関するポイントを解説します。

1.医学部の学費はいくらかかるの?

医学部の学費は子どもが選ぶ大学によって異なります。国立大学の医学部の標準額は、入学金が28万2,000円で授業料は1年で53万5,800円です。医学部は基本的に6年制なので、卒業までに大学へ支払う金額は349万6,800円になります。ただし、2020年度から千葉大学と東京医科歯科大学の入学者に関しては、1年の授業料が64万2,960円、6年間で413万9,760円に変更されているので注意しましょう。公立の場合は、学校が決めている所定の範囲に住んでいるかそうでないかによって、入学金の金額に影響が出ます。

授業料については国立とほとんど変わりません。私立大学の場合は、大学ごとに学費を決めているので子どもがどこに入学を希望するかで家計の負担が大きく変わります。例えば、国際医療福祉大学の学費は1,910万円、川崎医科大学は4,736万5,000円です。今回紹介したのは大学に支払うお金だけですが、子どもを医学部に通わせると交通費や交際費などもかかります。大学が家から遠い場合は、寮に入ったり、下宿したりする費用も必要です。子どもを大学に通わせるためには、学費以外の費用もかかることを念頭においておきましょう。

2.そもそも教育ローンとは何?

続いて、教育ローンの基本的な特徴について解説します。この章で教育ローンとフリーローン、奨学金の違いをきちん理解しておきましょう。

2-1.教育ローンとフリーローンの違い

医学部進学に利用できるローンは、大きく教育ローンとフリーローンの2つに分けられます。教育ローンとは、資金使途が教育関連のものに限定されているローンです。借りたお金を自由に使えない代わりに、金利が低めに設定されています。一方、フリーローンは資金使途が限定されておらず、契約者が自由に使いどころを決められるのが特徴です。ただし、教育ローンと比較すると金利が高めになっています。こうした違いから、保護者が子どもの学費のためにお金を借りる場合は、教育ローンを利用するのが一般的です。フリーローンは、契約者が自分のために借入金を使いたいときなどに使用することが多くなっています。

2-2.教育ローンと奨学金の違い

教育ローンを借りる前に検討する人が多いのは、奨学金でしょう。奨学金とは、子ども本人が契約者となってお金を借りる仕組みです。そのため、奨学金の返済責任は保護者ではなく、契約者である学生本人が負います。また、教育ローンと奨学金は返済を開始するタイミングにも違いがあります。教育ローンは約定返済日から支払いが始まりますが、奨学金は貸与期間が終わってからお金を返済する仕組みです。現状の家計で子どもの学費をまかなうのが難しい場合は、奨学金で支払いを先送りにするのも選択肢の一つです。借入限度額は教育ローンが一括で1,000万円ほど、奨学金は月額数万円~十数万円になっています。教育ローンは一括借入型とカードローン型がありますが、奨学金は毎月定額が振り込まれます。

3.教育ローンの使い道は学費だけではない!

「教育ローンは学費にしか使えない」と考えている人も多いですが、授業料や入学金以外の費用にも充てられます。例えば、下宿での生活にかかる費用や引越し代金に使えます。その他、教科書代や通学費、制服代、部活の費用や留学費用にも充てられる教育ローンも多いです。医学部を目指すための塾や予備校などへの通学費も借りられることがあるので、教育ローンの資金使途は幅広いといえるでしょう。

4.教育ローンの借り入れが可能な金融機関は?

教育ローンを利用する場合は、国もしくは民間の金融機関で申込みが必要です。国の教育ローンとは、日本政策金融公庫の教育一般貸付を指します。教育一般貸付は返済期間が15年と長めに設定されていて、完済するまでに金利が変わらない固定金利が適用されます。金利の種類については後ほど詳しく解説するので、あわせてチェックしてください。借入限度額は民間の金融機関で取り扱われている教育ローンに比べると低めの350万円です。教育ローンをはじめとした借り入れをするためには、審査に通る必要があります。審査の基準は契約先によって異なりますが、国の方が民間よりも厳しめだとされています。民間の金融機関で教育ローンを取り扱っているところとしては、銀行や信用金庫、労働金庫などがあります。

民間の場合は、金融機関や商品によって教育ローンに違いがあります。そのため、申込みの前に利用条件や借入内容をよく比較・検討することが大切です。詳細な条件は教育ローンによって異なりますが、民間の教育ローンの返済期限は10年に設定されているのが一般的です。借入限度額は1,000万円程度の金融機関が多いので、国の教育ローンよりも学費などが高額でも安心できます。また、民間の金融機関では医学部や歯学部を対象に借入限度額を3,000万円、返済期間を20年としている教育ローンもあるので必要に応じて検討してみてください。

5.医学部の教育ローンを比較するポイントは?

子どもが医学部に通う場合に利用できる教育ローンには多くの選択肢がありますが、この章では契約先を選ぶときのポイントを解説します。教育ローンの比較方法がよく分からない人は、必見です。

5-1.借入限度額

医学部は、他の学部と比べると学費が高額です。そのため、教育ローンを選ぶときは借入限度額を確認しなければいけません。借入限度額とは、金融機関から借りられる最大金額で、教育ローンの紹介Webサイトやパンフレットなどに記載されています。借入限度額は審査によって決定されますが、場合によっては借入限度額いっぱいまでお金を借りても足りない可能性があることを念頭に置いておきましょう。前述した通り、日本政策金融公庫の借入限度額は350万円、民間の金融機関は1,000万円前後が一般的です。医学部を対象にした特別な教育ローンであれば2,000万円~3,000万円まで借りられる場合もあります。ただし、金融機関からお金を借りると必ず金利を含めて返済しなければいけません。子どもの進学に必要な額を教育ローンでまかなえるかだけでなく、無理なく返済できる金額を考えるといいでしょう。

5-2.実質年利

金利は借入期間中に発生する利子のようなもので、金利が高いほど家計の負担になります。また、金利はお金を借りている期間が長くなるほど、発生する額が大きくなる特徴もあるので覚えておきましょう。特に、医学部の場合は学費の支払い期間が短くても6年間かかります。そのため、他の学部と比べるとわずかな金利の差が返済総額に影響しやすくなるので注意が必要です。金利には、固定金利と変動金利の2種類があります。固定金利は返済期間中に金利が変わることはありませんが、変動金利は景気の変動を受けて変動する可能性があります。一般的には、変動金利の方が金利が低いので、利息の負担をできるだけ抑えたい場合は変動金利の教育ローンを検討するといいでしょう。ただし、返済期間中に金利が高くなることもあるため、慎重な判断が必要です。なお、日本政策金融公庫の場合は固定金利1.68%で、変動金利は用意されていません。民間の金融機関であれば変動金利の教育ローンも用意されていますが、実質年利は1%未満~4%台までさまざまです。

5-3.一括借入型かカードローン型か

教育ローンの借入方法は、一括借入型かカードローン型の2つに分かれます。一括借入型は、その名の通り、必要金額全額を借りて毎月一定額を返済する仕組みです。証書貸付型とも呼ばれています。一方、カードローン型は、申込みのときに限度額を設定して、必要なときに必要な金額をATMで引き出したり返済したりできるのが特徴です。極度型とも呼ばれています。使い分けとしては、まとまった金額が必要なときは一括借入型が向いています。初年度の納入金を補てんする場合などに利用するといいでしょう。対して、カードローン型は長期にわたって定期的にお金を用意したいときに適しています。授業料の分納を考えているなら、カードローン型の教育ローンを選択するといいでしょう。

6.教育ローンの比較検討にはカードローンプラスなどの比較サイトが便利

教育ローンを探すときは、カードローンプラスなどの比較サイトを活用すると便利です。カードローンプラスでは、教育ローンのランキングが紹介されています。人気がある教育ローンの商品情報もスムーズに確認ができるのがポイントです。

7.医学部の学費調達は複数の方法を組み合わせて検討

医学部の学費調達は、教育ローンなど複数の方法を組み合わせて検討することが大切です。繰り返しになりますが、医学部の学費は他の学部よりも高額なので借入限度額をよく確認して手続きを進める必要があります。ただし、生活費などを含めて考えると、教育ローンだけではまかなえない可能性も高いです。子どもが医学部への進学を希望している場合は、教育ローンや預貯金、奨学金などをうまく活用する必要があると言えるでしょう。入学金など一部の費用に充てられる手段を探しているなら、教育ローンは有効な手段の1つになるので利用を検討してみてください。

借入金額のシミュレーションをしてみよう

医学部の進学にかかる費用が不足する場合は、教育ローンという選択肢があります。ただし、教育ローンは、借入先によって借入限度額や金利の差が大きいので、複数回の比較・検討が重要です。比較サイトなら簡単に全国の金融機関の教育ローンを比較できるので、まずはシミュレーションしてみましょう。

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ライター紹介

氏名
丸岡日向子
保有資格
FP3級、日商簿記2級、銀行業務検定各種
主なキャリア
地方銀行での勤務、税理士事務所での勤務の後、フリーランスのライターとして起業。