カードローン+HOME > 教育ローン > 教育ローンに関するお役立ち記事 > 即日で借り入れできる教育ローンは?審査がスピーディでおすすめのローンを紹介

【第45回】即日で借り入れできる教育ローンは?審査がスピーディでおすすめのローンを紹介

掲載:2022年01月19日/更新:2023年10月05日
即日で借り入れできる教育ローンは?審査がスピーディでおすすめのローンを紹介
子どもの進学時にはまとまった費用がかかるものです。状況によっては緊急に資金が必要となるケースもあります。そのような時に利用できるのが教育ローンです。即日で融資が可能な教育ローンはほどんどありませんが、比較的に早く融資を受けられる審査回答の時間が短い教育ローンをご紹介します。教育資金に悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

この記事は約12分30秒で読むことができます。

お急ぎの方、教育ローンのランキングを知りたい方は、このページ下部のこちらをご覧ください。

    1. 教育ローンは即日で融資を受けられるのか

    教育ローンもほかのローンと同様に、申込んでから審査を受け、審査に通過しなければ融資を受けられません。
     最近ではインターネットでの申込みを用意している金融機関が増えているため、申込みから審査に至るまでの時間を短縮でき、比較的短期間で契約手続きから融資まで終えられるようになっています。とはいえ、即日融資はまだ難しいのが現状です。
     仮審査の回答は即日に得られても、その後の本審査通過から契約手続きを終え、融資が実行されるまでには数日かかると考えておきましょう。
     できるだけ融資を早く受けたいなら、早めに申込むことはもちろん、繁忙期を避けること、申込内容や提出書類に不備がないようにするなど気をつけることがポイントです。

    2. 教育ローンの審査時間

    教育ローンの審査時間は金融機関によって異なります。1週間で融資を受けられるところもあれば、申込みから最短でも約3週間かかるところもあります。

    2-1 審査に落ちる主な原因を確認

    教育ローンを利用するためには、審査に通らなければなりません。では、審査に落ちるケースとはどのような原因によるものなのでしょうか。教育ローンの審査に落ちる理由としては、以下の点が挙げられます。

    • 申込条件に記載された年収条件や勤続年数をクリアしていなかった
    • 住宅ローンやマイカーローン(自動車ローン)以外の他社からの借り入れが多い
    • 信用情報機関に事故情報が登録されている
    • 申込先の金融機関で過去に延滞などを起こしている

    審査に通るには、まず申込条件をクリアしていなければなりません。年収や勤続年数については具体的に記載されず、「継続安定した収入があること」とだけ記載している金融機関もありますが、中には具体的な年収額や勤続年数を記載しているところもあります。

    申込時には自分が申込条件に合っているかを必ず確認するようにしましょう。

    他社からの借り入れが多い場合も、今後返済が難しくなる可能性があると判断され、審査に通らないことがあります。

    さらに、信用情報機関に事故情報が登録されている場合、登録されている間は審査に通るのは難しいと考えてください。また、情報の登録期間が過ぎていても、金融機関では独自に自社における事故情報を登録しています。そしてそれは一生消えることはありません。

    過去に滞納などの信用事故を起こした金融機関からの借り入れはできないと思っておきましょう。

    3. 教育ローンに申込む際のベストなタイミングとは

    一般的に10月~3月までは入学シーズンといわれており、金融機関への申込みが多くなる時期でもあります。申込みが多くなるとその分審査に時間がかかるため、融資までの時間も長くなります。

    そのため、10月~3月までの繁忙期に申込む場合はできるだけ余裕を持たせ、資金が必要な時期から逆算して2ヶ月~3ヶ月前には申込みを終えるようにしましょう。

    教育ローンはどこに進学するかはっきり決まっていない段階でも申込めますので、合否確定時期や入学金、授業料などの納付期限などにあわせ、その時期に融資が間に合うタイミングでの申込みを意識しておくことをおすすめします。

    仮に志望した学校全てに落ちてしまい入学費用が不要になった際には、申込んだ教育ローンはキャンセルできます

    4. 即日審査が可能な教育ローンは三井住友銀行の教育ローン

    三井住友銀行の教育ローンは、銀行のローンの中では珍しく、最短即日に審査結果が出ます。ただし、申込む時間によっては審査結果が出るのは翌日になる可能性があります。また、契約手続きは三井住友銀行内に設置されているローン契約機で行います。

    借入可能額 10万円以上300万円以下
    金利 年3.475%(変動金利)
    審査時間 即日(申込む時間によっては審査結果が翌日になる場合あり)
    申込条件 以下の全てに当てはまる方
    ・教育を受ける方の両親のいずれかまたは本人で、申込み時満20歳以上、満65歳以下の方
    ・前年度税込年収が200万円以上(個人事業主の方は所得金額)で、現在安定した収入のある方
    ・SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の保証を受けられる方
    ・契約のときに三井住友銀行(ローン契約機)に行くことができる方
    ・日本国内在住の方
    返済期間 1年以上10年以下
    資金使途 学校、塾、予備校などに納付する教育関連資金(借り換えも含む)
    ただし、以下の使途は除く
    ・学校宛ての納付書やパンフレットなどにより確認できない資金
    ・家賃、生活資金など
    ・自己資金で支払った後、申込時点において2ヶ月を超過する資金
    (借り換えの場合)
    ・教育資金として借り入れしたことを確認できない資金
    ・三井住友銀行で借り入れ中の教育ローンの借り換え

    三井住友銀行の教育ローンの申込みの流れは以下のとおりです。三井住友銀行では、インターネットそしてローン契約機、電話での申込方法がありますが、ここでは一番早く融資を受けられる可能性の高いインターネットでの申込みの流れを紹介します。

    1. インターネット上で申込みフォームに必要項目を入力し送信する
    2. 合わせて必要書類を提出する
    3. 申込内容および提出された書類によって審査が行われる
    4. 審査結果を電話もしくはメールで受け取る
    5. 最寄りの三井住友銀行の店舗内にあるローン契約機で必要書類持参のうえ契約手続きを行う
    6. 指定した口座に融資額が振り込まれる 申込みはインターネットでできますが、契約手続きだけは三井住友銀行の店舗に来店しなければならない点に注意しておきましょう。

    ※参考:https://www.smbc.co.jp/kojin/mokuteki_loan/kyouiku_m/

    5. 即日ではないが審査が早い教育ローン

    即日に審査結果は出ないものの、最短翌営業日に結果が出るなど、審査が早い教育ローンもあります。即日でなくても、審査結果が出るのが早ければ、その分早く借り入れることができます。以下に審査が早い教育ローンをご紹介しますので、なるべく早く借り入れたいと思う方は教育ローンを選ぶ際の候補として検討してみましょう。

    5-1 横浜銀行教育ローンは最短翌営業日

    横浜銀行の教育ローンには、「カードローン型」と「一括借入型」が用意されています。ここでは資金使途の広い「一括借入型」の概要を紹介します。

    借入可能額 10万円以上500万円以下
    (医学部・歯学部・薬学部は1,000万円)
    金利 年0.9%~2.9%(変動金利)
    担保・保証人 不要
    審査時間 最短翌営業日
    申込条件 以下の条件をすべて満たすこと
    ・借入時点の年齢が満20歳以上で、最終返済時の年齢が満70歳未満の方 ・安定継続した収入のある個人の方
    ・横浜信用保証株式会社または株式会社ジャックスの保証を受けられる方
    ・原則として、神奈川県、東京都(一部地域を除く)、群馬県(前橋市、高崎市、桐生市、みどり市)に居住または勤務している方
    返済期間 1年以上10年以下
    資金使途 ・幼稚園、小・中・高等学校、大学、大学院、各種学校および学習塾費などで必要とされる入学金、授業料、施設費などの教育機関への納付金
    (支払済費用の場合は申込時から起算し、3ヶ月以内の領収書で確認できることが条件)
    ・下宿・アパート入居費用などの住居費用として、1年間に必要とされる費用
    ・教科書代、学習用品費、通学費用、制服代などの就学に関わる諸費用
    ・他社の教育ローンの借り換え
    ・資格取得や自己研鑽に関する費用

    横浜銀行の教育ローンは最短翌営業日に審査結果が出ます。ただし、借り入れを急ぐ場合は、インターネットで申込むと同時に、インターネットバンキング「〈はまぎん〉マイダイレクト」の初回利用登録を済ませておくことをおすすめします。

    横浜銀行における審査の流れは以下のとおりです。

    1. インターネットで仮審査を申込む(回答は最短即日)
    2. 仮審査に通過したら、正式審査必要書類を提出する
    3. 提出した書類を元に本審査が開始される
    4. 本審査完了後、借入内容の入力手続きを行う
    5. 契約手続きのメールが送られてくるので、はまぎんマイダイレクトで契約手続きを行う 6. 指定した口座に融資金額が振り込まれる

    本審査完了後の借入内容の入力には期限があるため、期限内に入力するようにしてください。また、契約手続きには、はまぎんマイダイレクトの登録が必要です。まだ登録していない場合は、事前に登録を済ませておきましょう。

    ※参考:https://www.boy.co.jp/kojin/education-loan/index.html

    5-2 楽天銀行教育ローンは最短翌営業日

    楽天銀行の教育ローンは提携している大学であれば、通常よりも低金利で借り入れができます。ここでは通常の教育ローンの概要を紹介します。

    借入可能額 10万円以上500万円以下
    (医学部・歯学部・薬学部は1,000万円)
    金利 年3.900%(固定金利の場合)
    年3.237%(変動金利の場合)
    担保・保証人 原則不要(借入金額が500万円超の場合は連帯保証人要)
    審査時間 最短翌営業日
    申込条件 以下の全ての条件を満たす方
    ・借入時の年齢が満20歳以上満62歳以下の方
    ・日本国内に居住している方
    ・大学へ入学または在学している学生と生計を一にする親族の方、または学生本人で安定した収入のある方
    返済期間 1年以上14年以下
    資金使途 入学金・授業料・教材費など、大学へ納付する学納金
    (大学以外に支払う教材費、留学費、寮費、交通費などは対象外)

    申込みから契約まで全てインターネットで完結できるため、使いやすさが魅力です。最短翌営業日に審査結果が分かり、融資まで最短2営業日で完了します。ただし、申込む時間によっては翌営業日に審査結果が出ない場合がありますので、早めの時間帯に(できれば午前中)に申込んでおきましょう。

    審査の流れは以下のとおりです。

    1. インターネットで申込み、その後メールの案内に従い必要書類を提出する
    2. 審査が行われ、審査結果がメールで通知される
    3. 在籍確認および契約内容の確認が行われる
    4. 融資金額が樂天銀行から直接大学に振り込まれる

    申込みから在籍確認までは最短1日、大学への振込は最短2日となっており、資金調達に急いでいる方におすすめの教育ローンです。

    ※参考:https://www.rakuten-bank.co.jp/loan/education/

    5-3 みずほ銀行教育ローン

    みずほ銀行の教育ローンは、金利の種類を固定金利もしくは変動金利の2つから選択できます。借入可能額や金利などの条件を確認してみましょう。

    借入可能額 10万円以上300万円以下
    金利 年4.45%(固定金利の場合)
    年3.475%(変動金利の場合)
    担保・保証人 不要
    審査時間 3~4営業日
    申込条件 以下の全ての条件を満たす個人の方
    ・借入時の年齢が満20歳以上満66歳未満で、最終返済時年齢が満 71 歳未満の方
    ・勤続年数(自営の方は営業年数)が2年以上の方
    ・前年度税込年収(個人事業主の方は申告所得)が200万円以上で安定かつ継続した収入が見込める方
    ・保証会社((株)オリエントコーポレーション)の保証を受けられる方
    返済期間 6 ヶ月以上 10 年以下
    資金使途 ・教育関連資金全般
    ・他金融機関などの教育ローンの借り換え資金

    最短翌営業日ではありませんが、申込みから3~4営業日に審査結果が出ます。そのため、申込みから融資実行まで1週間程度を見ておけばよいでしょう。なるべく早めの借り入れを希望する方は、契約手続きを窓口で行うようにしましょう。郵送で契約手続きを行うこともできますが、その分時間がかかってしまいます。

    審査の流れは以下のとおりです。

    1. インターネット上で申込みフォームに入力する
    2. 申込内容に基づき、審査が開始される
    3. 銀行から電話もしくは文書で審査結果が通知される
    4. 契約手続きを行う(来店もしくは郵送)
    5. 契約後、指定の口座に融資金額が振り込まれる。

    契約手続きの際には来店もしくは郵送となりますので、早く融資を受けたいなら店舗窓口への来店がおすすめです。

    ※参考:https://www.mizuhobank.co.jp/retail/products/loan/education/index.html

    5-4 りそな銀行教育ローン

    りそな銀行の教育ローンでは、利用者の状況に合わせて下記3つの借入方法が用意されています。

    • まとめて借りる証書貸付
    • こまめに借りる当座貸越
    • 生涯学習のために自己啓発

    ここでは「まとめて借りる証書貸付」の概要を紹介します。

    借入可能額 10万円以上500万円以下
    (医・法科大学院の場合1,000万円以下)
    金利 年4.475%(変動金利)
    担保・保証人 不要
    審査時間 翌日以降(繁忙期の場合はもっとかかる可能性あり)
    申込条件 日本国内在住で、以下の条件を全て満たす方
    ・学校に入学(入園)および在学する子どもの保護者(親権者または後見人)の方
    ・申込時の年齢が満20歳以上満66歳未満の方
    ・継続安定した収入のある方
    ・保証会社(りそなカード株式会社の保証が受けられる方
    返済期間 1年以上10年以下
    (医・歯・薬・獣医学部の場合は20年以下)
    資金使途 ・子どもの教育に関わる費用(入学金・授業料・教科書代・制服代・アパート敷金など)
    ・他社の教育ローンの借り換え資金 ・申込日から3ヶ月前までの間で学校などに自己資金で支払った教育費用
    ※支払先が学校法人であると確認できるもの

    申込みの翌日以降に審査結果が分かりますが、1月~3月などの繁忙期にはそれ以上の時間がかかる可能性があるので、とにかく急いで借り入れたい方には向いていません。本審査までにりそな銀行の口座が必要ですので、口座を持っていない方は早めに作っておくようにしましょう、また、契約手続きの際にはりそな銀行の店舗で行う必要がある点に注意してください。

    りそな銀行教育ローンの審査の流れは以下のとおりです。

    1. インターネット上で申込みフォームに入力し、仮申込みを行う
    2. 仮審査の結果がメールもしくは電話で通知される
    3. 本申込に移行し、結果がメールもしくは電話で通知される
    4. りそな銀行に来店し、契約手続きを行う
    5. 指定した口座に融資金額が振り込まれる

    契約手続きの際には必要書類を持参のうえ来店しなければなりません。

    ※参考:https://www.resonabank.co.jp/kojin/edu/?bank=rb_unite

    5-5 常陽教育ローン

    常陽銀行は茨城県を中心に営業する銀行ですが、教育ローンは茨城県外にお住まいの方でも利用できます。詳しい借入条件を下表にまとめたので確認してみましょう。

    借入可能額 50万円以上1,000万年以内
    (医学部・歯学部・薬学部の場合は3,000万円以内)
    金利 年3.975%(変動金利)
    担保・保証人 不要
    審査時間 最短1週間~2週間
    申込条件 以下の条件を全て満たす方
    ・日本国内在住
    ・幼稚園や小学校、中学校、高等学校、大学などに進学もしくは在学する学生の保護者
    申込時年齢が18歳以上65歳未満で、完済時年齢が71歳未満
    ・安定した収入がある
    ・保証会社の保障が受けられる
    返済期間 6ヶ月以上19年8ヶ月
    資金使途 入学金や授業料のほか、仕送りなど教育に関する費用全般

    常陽教育ローンは「茨城県医師教育資金利子補給事業」に対応している点が大きな特徴です。また、金利についての優遇措置が設けられており、インターネットで契約すると年2.2%の金利が適用されるほか、ゴールド免許やSDカードを保有している場合は金利が年2.7%になります。

    借入方法については、必要な金額を一括で借り入れる証書型と、必要な都度借り入れて返済を行うカードローン型が用意されています。

    審査の流れは以下のとおりです。

    1. インターネットで事前審査に申込む(結果は最短即日で通知される)
    2. 正式申込みを行う(必要書類の提出もこのタイミングで行う)
    3. 契約手続き後融資金額が指定した口座に振り込まれる。

    ※参考:https://www.joyobank.co.jp/personal/loan/education/

    5-6 JAバンク教育ローン

    JAバンク教育ローンは9大疾病に備えた保障付きのローンが用意されている点が特徴です。

    JAバンク教育ローンは取り扱う店舗によって融資条件が異なりますので、ここでは一例を紹介します。

    ちなみに金利は固定金利で2%~5%、変動金利では1.5%~4%程度に設定されているところが多いようです。

    借入可能額 10万円以上1,000万円以内
    金利 固定金利もしくは変動金利から選択
    (金利は取り扱う店舗によって異なる)
    担保・保証人 不要
    審査時間 1週間~2週間
    申込条件 以下の条件を全て満たす方
    ・借入時の年齢が20歳以上で、完済時の年齢が71歳未満
    ・前年度の年収が200万円以上
    ・勤続年数が1年以上
    ・修業年限が6ヶ月以上で、中学校卒業以上の方を対象とする教育施設に就学予定もしくは就学中の子どもがいる
    返済期間 据置期間を含め最長15年以内
    資金使途 就学時の入学金、授業料、学費およびアパートの家賃など、教育に関する全て費用(申込日から2ヶ月前に支払った費用も含む)

    JAバンクの教育ローンには、窓口で申込む方法とインターネットで申込む方法があります。

    事前に自宅近くか勤務地近くのJAが取り扱っているかを確認するとともに、金利についても確認しておきましょう。ただし、手続きは原則として窓口に来店する必要があります。

    ※参考:https://www.jabank.org/loan/kyoiku/

    5-6-1 窓口で申込む教育ローン

    まず、インターネットで自宅もしくは勤務地の近くで取り扱っているJAを探し、そこに申込む必要があります。保証会社によって申込要件が異なる点にも注意してください。なお、保証会社に三菱UFJニコスを選ぶと、証書貸付型もしくはカードタイプのどちらかから選べます。 ここではJAバンク埼玉(証書貸付型)の情報を掲載します。
    借入可能額 10万円以上1,000万円以内
    金利 固定金利もしくは変動金利から選択
    担保・保証人 不要
    審査時間 1週間~2週間
    申込条件 以下の条件を全て満たす方
    ・借入時の年齢が20歳以上65歳未満で、完済時の年齢が72歳未満
    ・継続して安定した収入がある
    ・JAが定める条件を満たしている
    返済期間 6ヶ月以上15年以内
    資金使途 就学時の入学金、授業料、学費およびアパートの家賃など、教育に関する全ての費用(申込日から3ヶ月前に支払った費用も含む)
    ※参考:https://www.jabank-saitama.or.jp/loan/education.html

    5-6-2 JAネットローンの教育ローン

    JAではネットで仮申込みができるサービスも提供しています。ネットローンの場合、借入方法として一括型とカード型が選べるようになっています。

    JAネットローンの教育ローンの借入方法は以下のとおりです。

    1. インターネットで、自宅か勤務地の郵便番号から取り扱い可能なJAを選択後、金利を確認する
    2. ログインページから申込み画面に進み、必要項目を入力して送信する
    3. 審査の結果、JAから仮申込の承諾可否通知が届くので、承諾されれば取引希望のJA窓口で正式な契約手続きを行う

    窓口で申込む場合と同様、事前に自宅近くか勤務地近くのJAが取り扱っているかを確認するとともに、金利についても確認しておきましょう。また、手続きは原則として窓口に来店する必要があります。

    借入可能額 10万円以上1,000万円以内
    金利 固定金利もしくは変動金利から選択
    (金利は取り扱う店舗によって異なる)
    担保・保証人 不要
    審査時間 1週間~2週間
    申込条件 以下の条件を全て満たす方
    ・借入時の年齢が20歳以上65歳未満で、完済時の年齢が72歳未満
    ・継続して安定した収入がある
    ・指定する保証機関の保証が受けられる方。
    ・JAが定める条件を満たしている
    返済期間 6ヶ月以上15年以内
    資金使途 就学時の入学金、授業料、学費およびアパートの家賃など、教育に関する全ての費用(申込日から3ヶ月前に支払った費用も含む)

    ※参考:https://ja-netloan.jp/guides/kyoiku/

    6. 急ぎでなければ国の教育ローンもおすすめ

    教育ローンには、銀行が提供しているもののほか、国が用意しているものもあります。銀行の教育ローンよりも低い金利で利用でき、子どもの人数や収入により優遇措置があります。

    具体的には、日本政策金融公庫が行っている「教育一般貸付」となりますが、350万円まで借り入れでき、金利も1.65%の固定金利と低金利です。審査に時間がかかるものの、受験前から申込みができるため、借り入れまでに余裕がある方は検討してみてはいかがでしょうか。

    7. 来店不要な教育ローン

    教育ローンの契約手続きを行う際には、銀行への来店を必要としているものもあります。しかし、その場合は銀行の営業時間(平日の昼間)に時間をつくる必要がありますので、なかなか時間が取れない場合は来店不要としている銀行を選ぶようにしましょう。

    ちなみに、「横浜銀行」、「楽天銀行」、「みずほ銀行」、「三菱UFJ銀行」は来店不要で契約手続きが可能です。

    ただし、みずほ銀行で来店不要を選んだ場合、郵送で契約手続きを行う必要があります。上でも少し述べましたが、郵送となると借り入れまでに時間がかかる点に注意しましょう。三井住友銀行は来店が必要ですが、窓口ではなく銀行のローン契約機を利用して契約手続きを行います。

    8. 教育ローンをなるべく早く借りるための方法

    教育ローンをなるべく早く借りたいと思っている方のために、早く借りるためのポイントを以下にご紹介します。

    8-1 早めに必要書類を用意する

    教育ローンの申込みから借り入れまでには、審査と契約手続きがあります。また、審査が仮審査と本審査に分かれているところもあり、仮審査の時点では書類の提出を必要としていないケースが多いです。

    とはいえ、審査時間をできるだけ短くさせるためにも、審査で必要となる書類については事前に把握しておき、漏れのないように用意しておきましょう。特に収入証明書類などは、入手までに時間がかかるものもありますので、申込前に公式サイトで必要書類を確認し、申込む時点でそろえておくことをおすすめします。

    8-2 借入希望金額は最低限必要な分だけにする

    借入金額に余裕を持たせたいと思い、少し多めの希望額で申込む考え方もありますが、借入希望金額が大きければ、その分銀行も慎重に審査を行うため時間がかかります。できるだけ早めに借り入れたいと思うなら、借入希望金額は最低限必要な額に収めるようにしましょう。

    8-3 電話で相談する

    最近はインターネットで申込む教育ローンが主流となっていますが、早く借り入れたい場合は、電話で申込む方法を取ってみましょう。電話で申込み、その際に急いでいる旨を伝えることで、優先的に審査を行ってもらえる可能性があります。また、インターネットで申込んだ後にコールセンターに電話をし、できるだけ早く借り入れたいとお願いしてみる方法もおすすめです。

    8-4 Web完結で契約できる教育ローンを選ぶ

    即日の融資は難しいとしても、最短で融資を受けたい場合は申込みから契約手続きまでをインターネット上で完結できるWeb完結を用意している教育ローンがおすすめです。

    インターネットから申込めても、契約手続きの際に来店しなければならないとなると、平日の昼間に仕事や家事などの予定を調整して金融機関に来店しなければなりません。手続きの時間が読めない分、予定を調整するのも難しいでしょう。

    また、手続きを郵送で行える金融機関もありますが、それよりもインターネット上で手続きを行うほうが早く手続きを終えられます。

    ただし、Web完結を利用する際の条件を満たしている必要がありますので、申込む際に条件を確認しておきましょう。特に口座の開設やアプリのインストールなどが条件となっているところが多いため注意しておきましょう。

    8-5 繁忙期の申込みを避ける

    上記でも紹介したとおり、10月~3月までは申込みが多く、審査に時間がかかることが予想されます。6ヶ月前からの申込みに対応している金融機関もありますので、早めの申込みを心がけましょう。

    特に3月は申込みが多く、資金が必要となる時期でもあります。1ヶ月で申込みから融資まで実行可能となっていたとしても、入学金などの納付時期に間に合わない可能性もありますので、年明けには申込みを済ませておくことをおすすめします。

    9. 教育ローン借り入れまでの手続きの流れ

    ではここで一般的な教育ローンの借り入れまでの流れについて解説します。一連の流れをしっかりと理解しておきましょう。

    9-1 申込み

    インターネットで申込む場合は、申込画面に必要事項を入力します。窓口や郵送などで申込む際は申込書と必要書類を合わせて提出します。教育ローンを申込む場合、資金使途について詳しく聞かれますので、どのような資金に利用するのかを細かく入力・記載するようにしましょう。

    また、申込みのときは入力ミスや記載ミスに気をつけるようにしてください。審査の際にミスが分かると確認のためにいったん審査が止まってしまいます。そのような無駄を省くためにも、提出する前に内容に誤りがないか確認することを忘れないようにしましょう。

    9-2 必要書類

    必要書類については、申込む方の属性や資金使途によって異なります。一般的に必要とされる書類は以下のとおりです。

    9-2-1 本人確認書類

    • 運転免許証
    • パスポート
    • 個人番号カード
    • 住民票抄本
    • 公共料金の領収書
      など

    9-2-2 収入証明書類

    • 給与所得者の場合:源泉徴収票や確定申告書
    • 個人事業主の場合:確定申告書もしくは納税証明書

    9-2-3 資金使途確認書類

    • 学校などに納付する金額が分かる納付書やパンフレット

    9-2-4 そのほか

    • 銀行の通帳や届出印など振込先が分かるもの

    9-3 審査

    申込みのときに申告した借入希望金額と収入に応じた審査が行われます。審査方法や基準は銀行によって異なります。場合によっては勤務先に在籍確認の電話がある場合もありますので、その際にスムーズに回答できるよう、職場の方に銀行から電話があるかもしれないことを事前に伝えておくと安心です。

    9-4 契約・借り入れ

    契約手続きが完了したら、融資が実行されます。その際、契約者の口座に振り込まれるケースと、直接教育機関の口座に振り込まれるケースがあります。事前に支払った資金を借り入れる場合は、直接契約者の口座に振り込まれますが、その際には支払証明を提出する必要がありますので、忘れないように準備しておきましょう。

    10. 急ぎなのに、即日で教育ローンを借りられないときの対処方法

    その日に資金を用意する必要があっても、教育ローンの多くは即日融資に対応していないところがほとんどです。ここでは、教育ローンを即日に借りられないときの対処方法についてどのようなものがあるのかをご紹介します。

    10-1 消費者金融カードローンを利用する

    消費者金融のカードローンは即日融資に対応しているところが多いです。どうしてもその日にまとまった額が必要な場合は、消費者金融カードローンの利用を考えてもいいでしょう。ただし、消費者金融カードローンは教育ローンと比べて金利が高く設定されています。返済期間が長くなればなるほど、利息分の支払も増えるため、利用する際は必要最低限度額を借り入れ、できるだけ早く返済することを心がけましょう。

    10-2 クレジットカードのキャッシング枠を利用する

    カードローンをはじめて利用する場合は申込み、審査を受ける必要がありますが、保有しているクレジットカードにキャッシング枠が設定されているなら、それを利用する方法もあります。キャッシングの限度額は利用者によって異なりますが、限度額までなら繰り返し借りることができます。 ただし、クレジットカードにキャッシング枠が設定されていない場合は、クレジットカード会社に申込み、審査を受ける必要があるため、即日に借りることはできません。この方法はあくまでも自分の保有するクレジットカードにキャッシング枠が設定されている方に限定された借入方法です。

    11. 教育ローンを早く借り入れしたいときは三井住友銀行の教育ローン

    三井住友銀行の教育ローンは即日審査に対応しており、比較的早く借り入れることができます。ただし、申込み時間によっては審査が翌日になることや、繁忙期は即日審査に対応できない場合も考えられますので、利用を考えているなら早めに申込むことが大切です。 特に教育ローンはほとんど即日融資に対応していませんので、即日融資を求めるなら、カードローンやクレジットカードのキャッシング枠の利用も視野にいれておきましょう。

    12. 教育ローンに関する Q&A

    以下に教育ローンに関してよくある質問とその回答をまとめましたので、疑問点などがある場合の参考にしてください。

    12-1 教育ローンと奨学金の違いは?

    教育ローンは原則として親が申込み、借り入れますが、奨学金は子どもが自分で申込み、借り入れする点が異なっています。また、教育ローンは入学金や授業料のために一括で借りるものですが、奨学金は生活費なども含めて毎月借りる点も教育ローンとの違いです。さらに、返済方法も異なります。教育ローンは借り入れの翌日から返済が始まりますが、奨学金は卒業後に返済が始まる点が特徴となっています。

    12-2 利用用途は選べる?

    利用目的は申込む教育ローンによって異なります。入学金や授業料に限定されているものもあれば、入学までの予備校費用や自宅外通学のための準備金として利用できる教育ローンもあります。特に進学によって自宅外通学となる場合は、敷金や新しい生活を始めるためのまとまった費用がかかるため、その利用を希望しているのであれば、必ず公式サイトで資金使途として認められているかどうかを確認しておきましょう。

    12-3 審査にかかる時間は?

    審査にかかる時間は銀行によって異なります。最短即日の銀行もあれば、翌営業日となっているところもあります。また、最短翌営業日となっていても、繁忙期には時間がかかる恐れがありますので、申込むときに事前にどのくらいの審査時間を考えておいたほうがいいのか問い合わせておくことをおすすめします。また、審査の後の契約手続きも考慮し、最終的な借入希望日から逆算していつまでに申込む必要があるのかを判断する方法も効率的です。

    12-4 金利の相場は?

    教育ローンの金利相場は2%~5%となっており、カードローンの金利相場(銀行の場合14%、消費者金融の場合18%)と比べるとかなり低く設定されています。このことからも、授業料や入学金のために必要なまとまった資金として借り入れるなら、カードローンよりも教育ローンがおすすめです。ただし、多くのカードローンが即日融資に対応している反面、教育ローンは審査に時間がかかるためほとんどが即日融資に対応しておらず、借り入れまでに時間がかかる点がデメリットです。教育ローンの中には合格発表前に申込めるものもありますので、事前に情報をつかんで早めに行動することがポイントです。

    12-5 利用できる学校はどこ?

    一般的に教育ローンは幼稚園から大学院までの入学金、授業料、入学費用などに対応しています。しかし、中には大学へ進学するための費用に限定されているものもあります。申込後に慌てることのないように、自分の利用する学校がその教育ローンの資金使途に対応しているかどうか、事前に確認しておきましょう。

    12-6 教育ローンを利用できない場合の対応方法は?

    教育ローンを利用できない場合は、消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシングを利用する方法があります。ただし、金利が高いため、必要最小限を借り入れ、できるだけ早く返済することを心がけるようにしてください。

    また、収入が低いことが理由で利用できない場合は、社会福祉事務所が行っている福祉貸付の利用も有効な方法です。

    • 金利ランキング

    ライター紹介

    氏名:
    新井智美
    保有資格:
    ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
    主なキャリア:
    コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。

    教育ローンに関するよくある質問

    ここからは教育ローンについてよくある質問について、その回答と合わせて紹介します。

    教育ローンにはどんな種類がある?
    民間の金融機関が提供する「民間の教育ローン」と、日本政策金融公庫が提供する「国の教育ローン」の2種類あります。国の教育ローンは民間の教育ローンより金利は低く設定されている一方で利用条件を満たさないと利用ができません。民間の教育ローンは借入可能額の上限が高い金融機関もあるため、用途に合わせて申込みを検討しましょう。
    教育ローンの金利相場はどのくらい?
    教育ローンの金利相場は約1%~4%になります。国の教育ローンは固定金利で1.95%です(令和5年5月時点)。民間の教育ローンの金利はさまざまで、固定金利か変動金利によっても異なります。キャンペーンの適用により低金利で借りられる場合もあるので、申込みの際は事前に各金融機関のローン情報を確認しましょう。
    教育ローンの審査基準とは?
    教育ローンの審査基準は、契約者に返済能力があるかを重視されるのが一般的です。金融機関によって審査基準は異なりますが、他に返済をしないといけない負債があったり信用情報にキズがあると審査に通りにくい可能性があります。
    教育ローンの返済方法は?
    教育ローンの返済方法は、一般的に「元利均等返済」になります。元利均等返済は、毎月の返済額が均等になるように設定されるので返済計画が立てやすいのがメリットです。返済が進むほど元金が減るので利息額は減りその分元金の返済額が増えていきます。一括返済や繰上返済を利用して利息を抑えることも検討しましょう。
    教育ローンのお金を借りるまでの流れは?
    教育ローンを利用するには、まずローンの申込みをしてから各金融機関で実施する仮審査と本審査に通過する必要があります。本審査を受けるには契約者の本人確認書類などの書類提出が必要となります。審査に通過をして契約を締結後に契約者の口座に入金がされる流れとなります。
    教育ローンを利用するには保証人が必要?
    教育ローンは一般的に保証人が不要です。理由は保証会社が保証人の役割を担っているためです。保証会社とはローンの契約者が返済できなくなった際、本人に代わり借入先の金融機関に返済を行う会社です。また、国の教育ローンも教育資金融資保証基金の保証を受ける場合は保証人は不要になりますが、保証人を立てることも可能です。
    教育ローンの借り入れまでの日数はどのくらい?
    教育ローンの申込みから借り入までの日数は金融機関によって異なります。民間の教育ローンの場合は一般的に2週間~3週間程度です。国の教育ローンは3週間から1ヵ月と民間の教育ローンよりも時間がかかるため余裕を持って申込みをするとよいでしょう。

    ライター紹介

    新井 智美
    氏名
    新井 智美(あらい ともみ)
    保有資格
    ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
    主なキャリア
    コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
    当サイトについて

    カードローン+(プラス)(以下、当サイト)は株式会社コネクトムにより運営・管理されています。
    当サイトはカードローンをはじめとする各種ローン商品などに関する情報の提供を目的としており、ローンの申込み、及び契約締結の代理、媒介、斡旋などを行うものではありません。

    掲載情報について

    当サイトに掲載されている融資の審査に関する内容につきましては、特定の金融機関がお申込みされたお客様に対して独自に行うものであり、当社は審査の過程および結果については一切関与しておりません。また、特定の金融機関の審査への適合性、正確性、完全性について保証するものではありません。融資の審査に関する情報などに基づいて被ったいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。ローンの申込み、及び契約締結に関するすべての決定は、ご自身の判断で行うようお願いいたします。
    融資の審査に関する情報や、金利、借入条件、キャンペーンなどの詳細については、金融機関から直接提供される正確かつ最新の情報を必ずご確認ください。
    なお、当サイトに掲載されている情報は無断転載、無断使用を固く禁じます。