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【第113回】デンタルローンとは?おすすめ商品と治療費の支払い方法をわかりやすく解説

2025年09月19日
デンタルローンとは?おすすめ商品と治療費の支払い方法をわかりやすく解説
歯並びが気になって矯正やインプラントを考えているけれど、費用が高くてなかなか治療に踏み出せない…と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そんなときに活用できるのが「デンタルローン」です。デンタルローンとは、歯科治療費に特化した医療ローンの一種で、矯正やインプラントなど高額な治療費を分割して計画的に返済できる方法です。最近では、多くの歯科医院や金融機関で導入されています。
この記事ではデンタルローンの仕組みやメリット・デメリットに加え、ほかの支払い方法との違いやおすすめのデンタルローンの選び方についてもわかりやすく紹介します。

この記事は約12分30秒で読むことができます。

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    1. デンタルローンの仕組みと特徴

    デンタルローンで利用できる医療ローンを表す青背景と歯の模型の写真

    ここでは、まずデンタルローンの基本的な仕組みや特徴について解説します。デンタルローンには歯科医院が提供するものや銀行などが提供するものなどがあることも知っておきましょう。

    1-1 デンタルローンとは

    デンタルローンとは、矯正やインプラントなど高額な歯科治療費を分割して返済できる医療ローンの一種です。主に保険が適用されない自由診療に利用されます。

    利用するには審査が必要で、治療前に申込みを行います。審査に通過して契約が成立すると、治療費はローン会社から治療を受ける歯科医院に一括で支払われ、その後は利用者がローン会社へ毎月返済していく仕組みです。

    デンタルローンには主に以下の2種類があります。

    提携デンタルローン

    歯科医院と信販会社が提携して提供しているローンで、治療時にそのまま申込めます。歯科医院によっては「無利子キャンペーン」を実施している場合もあり、条件次第ではお得に利用できる可能性があります。

    銀行や信販会社のデンタルローン

    銀行や信販会社が直接提供しているローンで、比較的金利が低いのが特徴です。ただし、自分で申込みや手続きを行う必要があり、やや手間がかかります。

    どちらも条件や特徴が異なるため、利用前に比較検討して自分に合ったものを選ぶことが大切です。

    1-2 デンタルローンの利用対象

    デンタルローンの対象となるのは、一般的に保険が適用されない自由診療です。具体的には以下の治療が挙げられます。

    • セラミック治療:審美性が高いセラミックを利用することで、自然な歯の色に近い仕上がりになる
    • インプラント:抜けてしまった歯のかわりに人工歯根といわれるインプラントを埋め込み、自然の歯に近い見た目と機能を再現する治療
    • ホワイトニング:専用の薬剤や機器を使って歯を白くする治療(審美歯科治療)
    • 矯正治療:歯並びや噛み合わせを良くする目的で利用される治療。マウスピースを使った矯正のほか、ワイヤーを使う方法もある

    そのほか、見た目や噛む機能を重視した入れ歯やブリッジなども対象となります。

    2. デンタルローン以外の歯科治療費の支払い方法3選

    デンタルローン以外の歯科治療費の支払い方法をイメージした財布とお金の写真

    デンタルローンは自由診療の歯科治療にとって魅力的なローンですが、デンタルローン以外にも自由診療の治療費を支払う方法があります。
    実は治療内容や自分の資金状況によっては、デンタルローン以外の選択肢を選ぶほうが適しているケースも考えられるのです。そのため、デンタルローン以外の支払い方法とその特徴についても理解を深めておきましょう。

    2-1 カードローン・フリーローン

    カードローンは、原則として資金使途が自由で、歯科治療にも使えます。契約時に設定された利用限度額の範囲内であれば、必要な時に借り入れや返済ができるため柔軟性があります。例えば、治療中に追加費用が発生した場合にも強い味方になるでしょう。

    フリーローンはあらかじめ決まった額を借り入れて返済していくタイプで、返済額が固定されているため計画を立てやすいメリットがあります。

    ただし、カードローンやフリーローンは柔軟な使い方ができる反面、金利が比較的高い点に注意しておきましょう。

    一般的な上限金利の相場は銀行のカードローンで約14%、信販会社では約18%となっており、借り入れる期間が長いほど利息を含めた返済総額が多くなってしまいます。

    歯の自由診療の支払いにカードローンを利用するなら、計画的な借り入れそして返済管理が必須です。カードローン・フリーローンともに、自分でしっかり借り入れや返済の管理ができるかどうかを考えたうえで利用を検討しましょう。

    2-2 クレジットカード

    利用する歯科医院がクレジットカードに対応していれば、カードでの支払いも可能です。分割払いを活用すれば初期費用を抑えながら治療を始められます。

    一般的なクレジットカードの分割払いにかかる手数料は、年率12%~15%程度です。3回~6回程度の短期分割なら、手数料負担を比較的抑えられるでしょう。

    ただし、利用可能額を超える支払いはできないため、インプラントなど高額治療には向いていません。

    2-3 院内分割

    院内分割とは、歯科医院が独自に設けている分割払い制度です。全ての歯科医院が院内分割を導入しているわけではないため、まずは利用予定の歯科医院が院内分割に対応しているかを確認しましょう。

    最大のメリットは、審査が不要であることです。ただし、条件は院内分割を提供する歯科医院ごとに異なります。

    例えば、「治療費用の半額を最初に支払う必要がある」「支払い状況に応じて治療が進められる」など、独自ルールが設けられている場合があります。利用を検討する際は、導入有無と合わせ、具体的な条件もしっかり事前に確認しておきましょう。

    2-4 【比較表】デンタルローンとほかの支払い方法の違いまとめ

    デンタルローン、カードローン、クレジットカード、院内分割と、歯科治療における自由診療費用の支払い方法の選択肢は多岐に渡ります。

    それぞれの金利の目安や審査の有無、そして向いているケースについて、以下に表にまとめましたので参考にしてください。

    支払い方法 デンタルローン カードローン クレジットカード 院内分割
    金利の目安 年3%~年13%程度 年1%~年18%程度 年12%~年15%程度 0%(医院による)
    金利の目安 年3%~年13%程度 年1%~年18%程度 年12%~年15%程度 0%(医院による)
    審査の有無 あり あり あり(カード契約時) 原則なし
    向いているケース ・高額な治療費を計画的に分割で支払いたい ・歯科の治療以外にも資金を使いたい
    ・追加費用が発生する可能性が高い
    ・治療費用が数万円~数十万円程度
    ・治療が短期間に終わる
    ・利用する歯科医院が院内分割に対応している
    ・審査なしで分割を利用したい

    実際の金利や利用条件は、提供する金融機関や歯科医院によって異なります。利用する際には事前にきちんと確認しましょう。

    3. デンタルローンのメリット

    デンタルローンのメリットを表す歯科治療のイメージ 歯のキャラクターと歯科器具

    デンタルローンにはメリットもあればデメリットもあります。利用前に両方を理解して、自分に合った支払い方法かどうかを確認することが大切です。ここでは、デンタルローンの主なメリットを4つ紹介します。

    3-1 高額治療でも分割で無理なく支払える

    保険が効かない自由診療は全額自己負担のため、治療費が高額になりがちです。

    矯正やインプラントでは、100万円を超えるケースも珍しくありません。デンタルローンを利用すれば、初期費用の負担を抑えつつ分割で支払えるため、家計に無理なく治療を始められます。さらに金利が比較的低いため、返済総額を抑えられる点もメリットです。

    3-2 カードローンよりも金利が低い

    デンタルローンは用途が歯科治療に限定されているため、資金使途が自由なカードローンよりも低金利で利用できるメリットがあります。

    一般的にデンタルローンの金利は年3%~13%程度で、5%以下の固定金利としている金融機関もあります。カードローンの金利は1%~18%程度と幅があり、限度額が大きくなるほど低い金利が適用されることが一般的です。限度額100万円程度なら上限に近い金利が適用される場合が多いため、デンタルローンの方が利息負担は小さく済みます。

    3-3 支払いの計画が立てやすい

    契約時に借入額と返済回数を決めるため、毎月の返済額をあらかじめ把握できます。家計に負担がかかりにくい返済金額に設定でき、家計管理もしやすくなります。

    ただし、変動金利で借りる場合は返済途中で月の返済額が変わる可能性があるため、注意しましょう。

    3-4 歯科医院でそのまま申し込めることも

    通っている歯科医院が提携しているデンタルローンなら、病院で申込めるため、手続きが簡単です。また、即日審査可能で利用できるデンタルローンと提携している歯科医院もあり、自分の属性によっては利用しやすいケースも考えられます。

    中には無利子のキャンペーンを実施している歯科医院もありますので、事前に確認してみましょう。

    4. デンタルローンのデメリット

    デンタルローンのデメリットをイメージした歯の模型と契約書類やペンの写真

    デンタルローンには多くのメリットがありますが、デメリットがあることも忘れてはいけません。利用を検討する際には、以下の点を理解しておきましょう。

    4-1 必ず審査に通るわけではない

    ローンである以上、利用するには申込んで審査に通る必要があります。申込み条件を満たすことはもちろん、信用情報などによっては審査に落ちる可能性があります。審査に落ちるとデンタルローンは利用できません。

    また、短期間に複数のローンへ申込みを繰り返すと「多重債務となる可能性あり」と判断され、かえって審査に不利になることがあります。利用する場合は計画的に申込みましょう。

    4-2 返済期間が長いと返済総額が大きくなる

    デンタルローンの金利は借り入れる金融機関によって異なるものの、金利が発生する以上、一括で支払うケースと比べると返済総額は利息分多くなってしまいます。

    特に返済期間を長く設定すると利息が増え、返済総額が大きくなる点に注意が必要です。短めの返済期間に設定するか、繰り上げ返済を活用すると負担を軽減できます。

    4-3 歯科の治療費以外には使えない

    デンタルローンの資金使途は歯科の自由診療に限定されています。交通費や他の医療費には使えません。さらに、治療中に追加費用が発生した場合は、新たに申込みと審査を受け直す必要があることも多いでしょう。

    追加費用が見込まれる場合は、最初から「追加借り入れ可能」な商品を選ぶなど、条件を確認しておくと安心です。

    5. 歯科治療費の金額相場と自己負担の目安

    歯科治療費の自己負担や医療費控除をシミュレーションするイメージ 電卓と歯科用具の写真

    自由診療で歯科治療を行うと、一体どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
    ここでは、よく利用されている代表的な治療費用の相場を紹介するとともに、少しでも出費を抑えるために知っておくべき「医療費控除」について解説します。

    5-1 インプラント・矯正・セラミックなどの料金相場

    自由診療で人気のある代表的な治療とその費用相場について、以下に表でまとめましたので参考にしてください。

    治療内容 費用の目安
    (1本・1回あたり)
    備考
    インプラント 30万円~60万円程度 本数や骨造成の有無で価格が変動
    歯列矯正(ワイヤー) 60万円~100万円程度 基本的にワイヤーでの歯列矯正は長期化しやすい
    マウスピース矯正 80万円~120万円程度 歯科医院や利用するマウスピースのブランド、さらに治療範囲によって費用が異なる
    セラミック治療 8万円~20万円程度 詰め物や被せ物の形状によって価格が変動
    ホワイトニング 2万円~6万円程度 効果が一時的なので、定期的な通院が必要

    ここで紹介した費用はあくまでも一般的なもので、実際にかかる費用は地域や歯科医院によって異なります。

    また、矯正治療には、治療費があらかじめ決まっている「トータルフィー制度」、通院や処置ごとに費用が発生する「処置別払い制」があります。デンタルローンは借入金額が決まっているため、トータルフィー制度であれば使いやすいでしょう。

    一方、処置別払い制の場合はデンタルローンだけでなく、都度現金で支払う方法やクレジットカードとの併用も検討すると安心です。

    5-2 治療費は医療費控除の対象になることも

    自由診療だからといって必ずしも医療費控除の対象外になるわけではありません。実は、自由診療の医療費でも、条件を満たせば医療費控除の対象になります。

    具体的には「噛み合わせを改善するために行う歯列矯正、インプラント治療、セラミックやクラウン治療」など、機能を回復させるために必要と認められた治療なら対象です。

    逆に、美容目的のホワイトニングや審美矯正は対象外です。

    医療費控除とは、その年の1月1日から12月31日までにかかった医療費(生計を同じにしている家族分も含む)が年間10万円(総所得金額が200万円以下の場合は5%)を超えた場合に、その超えた部分が所得控除される仕組みで、確定申告を行うことで還付が受けられる可能性があります。

    6. デンタルローンの審査落ちを防ぐ!申込み前に確認したい3つのこと

    デンタルローン審査落ちを防ぐ3つの確認事項をイメージした木製ブロックの写真

    デンタルローンを利用するには、申込みを行い、審査に通らなければなりません。ここでは、デンタルローンの審査落ちを防ぐために押さえておきたい3つのポイントを解説します。

    6-1 申込条件の確認と必要書類の準備

    デンタルローンの主な申込条件は以下の通りです。

    • 年齢要件:申込み時点で18歳以上65歳未満、完済時年齢70歳以下が一般的
    • 収入要件:安定した収入が継続してあること(継続かつ安定した収入があれば、パートやアルバイトでも申込める可能性あり)

    さらに、多くの金融機関では、審査において以下の書類の提出が求められます。

    • 本人確認書類:運転免許証、マイナンバーカードなど
    • 収入証明書類:源泉徴収票や給与明細、確定申告書の写しなど(収入証明書類は高額な借り入れの際に必要なケースが多い)

    また、デンタルローンを利用するにあたり、申込時に歯科医師による見積書を求める金融機関もありますので、事前に確認しておきましょう。

    なお、銀行のデンタルローンは信販会社のデンタルローンと比べると審査が厳しい傾向にあります。申込者本人に安定かつ継続した収入があることが条件なため、学生や専業主婦は原則として申込めません。申込めたとしても、保証人や連帯債務者が必要となるケースも多い点に注意しましょう。

    6-2 信用情報と借入状況のチェック

    デンタルローンの審査では、年齢や収入、勤務先などの属性のほか、信用情報もチェックされます。

    デンタルローンに限らず、ローンの申込みがあった際には、金融機関は信用情報機関に対して照会をかけます。そのときに信用事故情報が登録されていると、審査に通るのは難しくなると考えておきましょう。

    信用事故情報とは、延滞や債務整理などの情報で5年~7年間登録されます。

    また、他社からの借入金額も審査の対象です。他社からの借入金額が多いと、新たにローンを借り入れても無理なく返済できるのかを疑われます。その結果、返済能力に不安があると判断され、審査に通らないケースもあります。

    6-3 審査通過のためにできる対策

    デンタルローンの審査に通りやすくするためにも、まず他社からの借入金額を減らしておきましょう。また、借入件数が多いと審査に不利になる傾向が高いため、複数社から借りているなら、完済できるものは完済してから申込むことをおすすめします。

    また、申込時には正確な情報を申告しましょう。分からないだろうと思って年収を多く申告しても、審査時に必ずバレます。虚偽の内容が悪質だと審査に通らないだけでなく刑事罰の対象になる可能性もありますので、必ず正確な情報を申告してください。

    勤務年数が短いと審査に不利になるケースもあります。そのため、これから転職を考えているなら、転職する前に申込むほうがいいでしょう。転職したばかりなら1年~2年以上勤務してから申込むと審査に通る可能性が高くなります。

    どの金融機関のデンタルローンを選ぶか迷ったときには、通院している歯科医院が提携しているローンを選ぶことで審査に通りやすくなるケースもあります。

    7. 自分に合ったデンタルローンを選ぶための3つのポイント

    デンタルローンの選び方を解説する記事用イメージ 木製ブロックに選び方の文字

    デンタルローンは、複数の金融機関や歯科医院で提供されています。どれを選ぶかによって負担や利便性が大きく変わるため、ポイントを押さえて比較することが大切です。ここでは、自分に合ったデンタルローンを選ぶための3つのポイントについて紹介します。

    7-1 金利と返済総額を確認する

    デンタルローンを選ぶとき、どうしても金利の低さに目が行きがちです。しかし、返済期間が長ければ長いほど最終的な返済総額は大きくなるため、返済期間を含めたシミュレーションを行い、無理なく返済できる金額であるかを確認しましょう。

    金融機関によっては、借入金額や金利そして返済期間を入力することで、最終的な返済総額や毎月の返済額が分かるシミュレーターを用意しています。金利や返済回数を自由に設定できるため、今後のライフイベントも踏まえた返済計画を立てるツールとして有効活用しましょう。

    7-2 審査条件と利用対象をチェックする

    一般的なデンタルローンでは、申込時の年齢が18歳もしくは20歳以上などの年齢条件のほか、安定かつ継続した収入があることが求められます。

    安定かつ継続した収入と聞くと、会社員しか申込めないと思われがちですが、パートやアルバイトでも、安定かつ継続した収入があると認められれば申込める可能性もあります。

    一方、銀行によっては営業エリア内に居住もしくは勤務していることを条件としているところもあるため、申込む前に商品概要説明書などで確認しておきましょう。

    7-3 繰り上げ返済や無利子キャンペーンの有無を確認する

    金融機関によっては、繰り上げ返済の手数料が無料だったり、一定期間利息がかからないキャンペーンを実施していたりする場合があります。

    特に一定期間無利子で借りられる場合は、その期間の利息負担がないため、最終的な返済総額を削減できます。

    また、歯科医院が提携しているローンでは「12回払いまで無金利」などのキャンペーンを行っているところもありますので、条件を確認して上手に活用しましょう。

    8. おすすめのデンタルローン7選

    おすすめデンタルローンを紹介するイメージ写真

    ここでは、自由診療の歯科治療費を分割で安心して支払いたいと考えている方に向け、金利や、借り入れ条件、使いやすさなどの観点から、おすすめのデンタルローンを7商品紹介します。
    また、デンタルローンには最初に決まった金額を借り入れ、後は返済を行う「証書貸付型」と、カードローンのように利用限度額が決まっており、その範囲ならいつでも借り入れおよび返済ができる「カードローン型」がありますので、使いやすいほうを選びましょう。

    8-1 イオン銀行 デンタルローン(証書貸付型)

    イオン銀行のデンタルローンは、目的型ローン(イオンアシストプラン)に位置付けられています。申込みはインターネットで行えるほか、契約は郵送で行うなど、平日の昼間に時間がない方におすすめです。

    一部繰り上げ返済の手数料はもちろん、全額繰り上げ返済の手数料も無料となっている点も使いやすいといえるでしょう。

    金利 年3.80%~年13.50%(固定金利、審査によって決定)
    借入可能額 10万円以上700万円以内
    申込条件 以下の全てを満たす個人
    ・日本国内に居住している方(外国籍の方は永住許可を受けていること)
    ・契約時年齢が満20歳以上満60歳未満
    ・イオン銀行の普通預金口座を持っている
    ・安定かつ継続した収入が見込める(原則として前年度の税込収入が200万円以上の方が対象。年金受給者や学生、専業主婦・主夫は対象外)
    借入期間 1年以上8年以内
    対応エリア 日本全国

    8-2 スルガ銀行 デンタルローンプラス(カードローン型)

    スルガ銀行が提供するデンタルローンプラスはカードローン型のデンタルローンです。そのため、治療費が少し足りないときには必要な額を借り入れ、臨時収入があったときには多く返済できます。

    また、がん保障特約付き団体信用生命保険を付帯できる点も魅力です。

    金利 年2.50%~5.00%(固定金利、資金使途や審査によって決定)
    借入可能額 10万円~800万円
    申込条件 以下の全ての条件を満たす個人
    ・借入時の年齢が18歳以上65歳未満(学生は利用不可)
    ・安定した収入があり、継続した取引が見込まれる
    借入期間 6ヶ月以上10年以内
    対応エリア 日本全国

    8-3 千葉銀行 デンタルローン(証書貸付型)

    利用できる地域が限られているものの、比較的低金利で利用できるデンタルローンです。

    ちばぎんアプリを利用しており、千葉銀行で住宅ローンを利用している方などに向け金利の優遇が設けられていることから、該当する方は検討の候補に入れてもいいでしょう。

    金利 年5.40%~年5.80%(変動金利)
    借入可能額 10万円以上500万円以内
    申込条件 以下の条件を全て満たす個人
    ・融資時の年齢が満18歳以上満65歳未満で、最終約定返済時年齢が満70歳未満
    ・安定継続した収入がある(パート・アルバイト・年金収入のみの方は利用不可)
    ・原則として千葉県・東京都・茨城県・埼玉県・神奈川県に居住している
    借入期間 6ヶ月以上10年以内
    対応エリア 千葉県・東京都・茨城県・埼玉県・神奈川県

    8-4 池田泉州銀行 デンタルローン(証書貸付型)

    池田泉州銀行のデンタルローンの特徴は、「池田泉州銀行の営業エリア内に自宅を持っている」そして、「借入金額が500万円以内」の両方の条件を満たすと特別金利が適用されるプレミアムプランが用意されていることです。

    また、借入可能額も最大1,000万円までに設定されているため、高額な治療費を借り入れたいと考えている方にもおすすめです。

    金利 年3.275%~年4.775%(変動金利)
    借入可能額 10万円以上1,000万円以内
    申込条件 以下の全てを満たす個人
    ・借入時の年齢が満20歳以上満65歳未満で、最終返済時年齢が満70歳以下
    ・安定継続した収入がある
    ・池田泉州銀行の営業エリア内に居住している
    ・日本国籍の方(外国籍の方は永住許可を受けていること)
    借入期間 6ヶ月以上15年以内
    対応エリア 大阪府、兵庫県、京都府、和歌山県

    8-5 筑波銀行 デンタルローン(証書貸付型)

    筑波銀行のデンタルローンは5%の固定金利で提供されています。そのため、申込み時点から返済計画を立てたい方におすすめのデンタルローンです。

    ただし、対応できるエリアが限られているため、事前に対応エリアに該当しているかを確認してから申込みましょう。

    金利 年5.00%(固定金利)
    借入可能額 10万円以上500万円以内
    申込条件 以下の全てを満たす個人
    ・申込時年齢が満18歳以上満65歳以下、かつ完済時年齢が満70歳以下
    ・自宅もしくは勤務先のいずれかが筑波銀行の営業エリア内にある
    ・安定継続した収入がある
    借入期間 6ヶ月以上10年以内
    対応エリア 茨城県・栃木県・埼玉県・千葉県・東京都の一部

    8-6 常陽銀行 デンタルローン(証書貸付型)

    契約方法や取引状況に応じた金利優遇が用意されています。設定されている金利が幅広く、審査結果によっては高い金利が設定される可能性がある点に注意しておきましょう。

    インターネットで申込みから契約までできる手軽さや、年金受給者や産休・育休・介護休暇取得者も利用できる点が魅力です。

    金利 年4.375%~年12.350%(変動金利)
    借入可能額 10万円以上500万円以内
    申込条件 以下の全てを満たす個人
    ・申込時の年齢が満20歳以上満65歳以下で、最終返済時年齢が71歳未満
    ・勤務地もしくは居住地が常陽銀行の営業エリア内にある
    ・安定継続した収入がある
    借入期間 6ヶ月以上10年以内
    対応エリア 常陽銀行の営業エリア内

    8-7 ジャックス デンタルローン(証書貸付型)

    ジャックスのデンタルローンは、「Dentcure(デントキュア)」の名前で親しまれています。

    収入のある成人なら申込めるため、主婦(夫)や年金受給者、パート・アルバイトの方も利用できます。サイト上にシミュレーターが用意されているため、最終的な返済総額がどのくらいになるかを事前にシミュレーションしてから、無理のない金額を借りるよう心がけましょう。

    金利 年率4.30%(固定金利)
    借入可能額 3万円~500万円
    申込条件 収入のある成人の方
    借入期間 最長10年間
    対応エリア 日本全国

    9. よくある質問 Q&A:デンタルローンの不安を解消!

    医療ローンや自由診療の歯科治療に関するよくある質問Q&Aを表すブロック画像

    ここではデンタルローンについてよくある質問と、その回答について紹介します。デンタルローンの利用について不安がある方はぜひ参考にしてください。

    9-1 デンタルローンの審査時間は?

    金融機関によって異なりますが最短で即日結果が出るところもあれば、数日かかる場合もあります。

    一般的に、ジャックスなど信販会社が提供するデンタルローンは即日審査が可能なことが多く、銀行系では翌日〜5営業日程度かかることがあります。

    9-2 無利子のデンタルローンはある?

    無利子のデンタルローンは、歯科医院と信販会社の提携によって提供されるものです。

    そのため、一定回数までの支払いや一定金額以上の借り入れなら無利子としているケースが多くみられます。また、歯科医院が手数料を負担しているケースもあります。

    無利子のサービスを利用したいなら、通院予定の歯科医院が対応しているかを事前に確認しておきましょう。

    9-3 デンタルローンは本人以外の名義で申込める?

    デンタルローンは原則として本人が申込むことが条件ですが、中には例外として未成年の子どもが治療を受ける際に親が契約者として申込むケースもあります。

    また、デンタルローンを利用しようとしている本人に安定かつ継続した収入がない場合に、親や配偶者が連帯保証人として契約するなども考えられます。

    本人以外の名義で申込めるケースは金融機関によって異なるほか、保証人が必要となるケースもありますので、事前に相談して決めるようにしましょう。

    9-4 支払い開始のタイミング・引き落とし日は?

    支払い開始のタイミングは、一般的に治療開始の翌月もしくは翌々月です。

    引き落とし日は契約したデンタルローンを提供している金融機関によって異なりますが、毎月27日や月末などに設定されているケースが多く見られます。また、返済は契約時に指定した口座から引き落される仕組みです。

    引き落とし日に口座の残高が不足しているといった事態を招くことがないよう、支払開始日や引き落とし日を確認しておき、事前に口座に入金することも忘れないようにしておきましょう。

    9-5 一括返済や途中解約はできる?

    ほとんどのデンタルローンで、一括返済や繰り上げ返済が可能です。また、デンタルローンを契約したものの、別の金融機関に借り換えたいなどの理由で途中解約もできます。

    ただし、一括返済や繰り上げ返済、途中解約などに手数料がかかるケースもありますので、契約前に確認しておきましょう。

    9-6 デンタルローンに手数料はかかる?

    一般的にデンタルローンに手数料は発生しません。ただ、一部の金融機関では以下のような手数料を設けている場合があります。

    • 事務手数料:数千円~1万円程度
    • 繰り上げ返済手数料(一括返済のときだけ請求されるケースもあり)

    デンタルローンを申込む前に金利以外に費用が発生するかどうかを必ず確認しておくことが大切です。

    9-7 デンタルローン契約時に確認すべきことは?

    デンタルローンを契約する際は、毎月の返済額と最終的な返済総額を必ず確認しましょう。

    例えば50万円を年8%で借り入れた場合、10回払いと84回払いでは以下のように大きな差が生じます。

    返済回数 毎月の返済額 総返済額 利息負担
    10回払い 約5万円 約52万円 約2万円
    84回払い 約7千円 約67万円 約17万円

    84回払いは月々の負担が小さい反面、利息が膨らみ、総返済額は10回払いより15万円以上高くなります。

    無理なく払える月額と、利息を含めた最終的な負担額のバランスを考えながら返済回数を決めることが大切です。

    デンタルローンの内容をしっかり比較検討して自分に合った商品を見つけよう

    歯科治療費や医療ローンをイメージした清潔感のあるユーカリの枝と葉の写真

    歯科治療の中には保険が適用されず、全額自己負担になるケースも少なくありません。特にインプラントや矯正は100万円を超えることもあり、負担の大きさから治療を先延ばしにしてしまう方もいます。

    とはいえ、費用を理由に治療を遅らせると症状が進行し、結果的にさらに大きな負担につながる可能性もあります。そんなときに検討したいのがデンタルローンです。

    デンタルローンだけでなく、クレジットカードの分割払いやカードローン、フリーローン、院内分割など、利用できる支払い方法はさまざまです。それぞれ金利や審査条件、手続きのしやすさが異なるため、メリット・デメリットを比較検討し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。

    この記事を参考に、ライフスタイルや家計に合わせて無理のない返済計画を立て、納得のいく治療を始めましょう。

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    ライター紹介

    新井 智美
    氏名
    新井 智美(あらい ともみ)
    保有資格
    ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
    主なキャリア
    コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
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