カードローン+HOME > カードローン > カードローンに関するお役立ち記事 > カードローンで審査が甘いところはどこ?審査に通過するためにすべきこと9つとは

【第58回】カードローンで審査が甘いところはどこ?審査に通過するためにすべきこと9つとは

2022年06月24日
カードローンで審査が甘いところはどこ?審査に通過するためにすべきこと9つとは
すでに複数社からの借り入れがある方、属性(年収、勤務形態)や信用情報に不安がある方にとっては、カードローンを新たに申込むにあたって、なるべく審査が通りやすいカードローンを選びたいと思うのではないでしょうか。 しかし、審査が通りやすいカードローンはありません。今回はなぜカードローンの審査は通りやすくないのか、その理由を解説するとともに、審査に通過するためのポイントもあわせて紹介します。

この記事は約12分30秒で読むことができます。

お急ぎの方、カードローンのランキングを知りたい方は、このページ下部のこちらをご覧ください。

    1. カードローンで審査が通りやすいところはない

    カードローン会社は申込みに対して必ず審査を行います。貸金業法では、借り入れの申込みがあった際には必ず申込者の返済能力を審査しなければならず、返済能力がないと判断した人に対しては融資を行ってはならないと規定しています(貸金業法第13条)。

    また、同法では誇大広告の禁止についても規定(貸金業法第16条)されており、借り入れが容易であることを過度に強調することなどは禁止されています。

    そのため、審査をしない、審査が通りやすいことをアピールする、といったことは違法行為です。上記のようなことを貸金業者がしてしまうと、業務改善命令や処分の対象となるほか、最悪の場合は貸金業者の登録を取り消される可能性があります。

    それだけではなく、融資を行う側(貸金業者)にとって、きちんと融資した額を返済してもらわなければ貸し倒れのリスクを負うことにもなります。

    法律や貸金業者の事情などの背景があるため、審査を行わずに融資をしてくれるカードローン会社は存在しません。

    1-1 消費者金融は銀行系カードローンよりも審査が通りやすい?

    銀行系のカードローンよりも消費者金融の方が、審査が通りやすいと思っている方もいるのではないでしょうか。確かに銀行系のカードローンでは借り入れができなかったけれど、消費者金融のカードローンでは借り入れができたという体験談を耳にすることもあるでしょう。

    しかし、それだけで消費者金融のほうが審査が通りやすいとは言えません。なぜなら、カードローン会社によって審査において重視する内容や審査基準は異なるからです。

    1-2 中小消費者金融は大手消費者金融よりも審査が通りやすい?

    同じ消費者金融でも大手と中小だと審査の基準が異なります。ちなみに大手の消費者金融よりも中小の消費者金融の方が、審査が比較的通りやすいと言われることがありますが、こちらについても先述したとおり、各社の審査内容や審査基準は異なるだけです。

    ただ、中小の消費者金融のなかには、「他社からの借入件数が4件までなら融資可能」としている会社や、過去に債務整理の事実があった場合でも、現在返済能力があれば融資を行う会社が存在することは事実です。

    とはいえ、これらの中小消費者金融が審査をせずにお金を貸してくれるということではありません。審査の結果は申込者によって異なること、そして中小の消費者金融だからといって審査が通りやすいとは限らないことをしっかりと理解しておきましょう。

    2. 審査が早いということは審査が通りやすいわけではない

    審査時間と審査の通りやすさは無関係であり、審査が早いからといって、審査が通りやすいということではありません。

    消費者金融は最短で即日融資が可能な商品もありますが、銀行系のカードローンだと最短でも翌営業日になる可能性が高いです。そのため、銀行系のカードローンのほうが審査は厳しいと思われがちです。しかし、これは銀行系カードローンの審査が厳しいというわけではなく、審査方法に時間がかかることが理由です。

    銀行系のカードローン会社は審査の際、反社会勢力に関係していないかどうかを調べる目的で、警視庁へのデータベースの照会が義務付けられています。この照会結果が最短でも翌日となってしまうことが多いため、銀行系のカードローンは即日融資を行うことが難しいでしょう。

    消費者金融は審査において警視庁へのデータベースの照会は義務づけられておらず、機械的に審査を行うため最短即日融資も可能となっています。

    3. 審査に通過しやすい、通過しにくいではなく審査基準に違いがある

    ここまで述べたとおり、審査に通過しやすいカードローンは存在しません。カードローン会社によって審査に通過できたりできなかったりする理由は、カードローン会社の審査基準の違いにあります。

    また、カードローン会社は審査基準を公表しておらず、もし審査に通らなかったとしてもその理由を教えてもらうことはできません。審査に通るためには、利用しようと思っているカードローン会社の口コミを見て、どのような年代の人がどのくらいの借入金額で申込んでいるのか、そしてその審査結果がどうだったのかなどを事前に調べておくことも1つのポイントです。

    そうすることで、自分がそのカードローン会社の審査に通りやすいか判断するための参考にはなるでしょう。

    4. カードローンの審査基準

    カードローン会社の審査基準はそれぞれの会社で異なりますが、基本的に審査で確認される項目はあります。では、どのような部分で審査を行っているのでしょうか。審査で確認される主な内容について紹介します。

    4-1 年収

    年収はカードローンの審査において欠かすことのできない審査項目です。年収が高ければ高いほど返済能力が高いとみなされ審査に通りやすくなります。なぜなら、年収が高いほうがその分余剰資金も増えるため、借り入れがあっても返済しやすいと判断されるからです。

    また、消費者金融では年収によって借り入れられる金額に上限があります。消費者金融は貸金業法に基づき、「総量規制」を守らなければならないため、年収の3分の1を超える融資を行うことはできません。

    銀行系カードローンは総量規制の適用対象外となっていますが、最近では過剰な貸し付けを防ぐ目的で銀行独自の基準を設定し、申込者の返済能力を超えた貸し付けは行わないようにしています。

    4-2 雇用形態(安定収入があるかどうか)

    カードローンは借入限度額の範囲内でお金を借り、その後毎月返済していく仕組みです。そのため、継続かつ安定した収入があるかどうかも審査における重要なポイントです。いくら年収が多くても、自営業者(個人事業主やフリーランスも含む)のように毎月の収入が不安定な業種だと、どうしても審査において不利になります。

    その点、正社員であれば毎月安定した収入を確保できると判断されます。公務員であれば倒産による失職の恐れもないことから、審査にさらに有利になるでしょう。また、パートやアルバイトでも毎月安定した収入があれば、融資の対象とするカードローンも多くあります。

    4-3 勤続年数

    審査においては勤続年数も重視されます。勤続年数が長いと、収入が安定していると判断できることが理由です。また、同じ会社に長年勤めていることにより、今後の昇級も予想されますし、それによってより返済能力が高くなると予測できます。

    逆に短期間に転職を繰り返している人は、今後もすぐに職を失うことが予測できるため、審査に不利に働いてしまいます。そのため、カードローン会社のなかには「勤続年数2年(もしくは1年)以上」と申込条件に明記しているところもあります。

    4-4 所属企業の規模

    勤務先の企業が大企業であれば、給与も高く、倒産のリスクも低いことから、今後も安定して収入を得られると判断される傾向があります。逆に中小企業だと業種によっては倒産の恐れがあり、失職による返済が滞るリスクを懸念されることが理由です。

    もちろん大企業に勤めているから審査に必ず通過するとは限りませんが、勤務先の企業の規模や業種がカードローンの審査に影響する可能性はあります。

    4-5 現在の他社借入状況

    カードローンを申込んだ際に他社からの借入件数や合計借入額が多いと、返済能力が低いと判断されます。借入件数が多いとその分返済日の管理も煩雑になりますし、他社への返済金額があれば、その分だけ資金に余裕はなくなります。

    もちろん他社からの借り入れがあるからといって一概に審査に通らないとは限りませんが、可能であれば借入金額が少ないローンは完済し、借入件数を減らすようにしたほうがよいでしょう。おまとめローンなどを利用して、複数のローンを1本化することもおすすめです。

    4-6 信用情報

    信用情報とは、個人のカードローンなどの各種ローンの契約内容や返済状況のほか、延滞や債務整理などの情報のことです。日本に3つ存在する信用情報機関に、信用情報は登録されていて、その情報をカードローン側は確認します。

    カードローン会社を始めとする金融機関はいずれかの信用情報機関に加入することが義務づけられているため、ローンを利用している人に関する情報が登録されていないようなことはありません。

    申込者に延滞や債務整理などの金融事故を起こした情報が登録されていた場合、審査に通らない可能性があります。金融事故情報が登録される期間はその事故の内容によって異なりますが、およそ5年〜10年といわれており、これらの情報が消えるまではカードローンの申込みは避けたほうがよいでしょう。

    4-7 延滞があるかどうか

    信用情報機関に照会をかけた際、現在の他社からの借り入れが延滞状態かどうかも分かります。そのため、ほかのローンであっても延滞状況であると、カードローン会社は新たな借り入れに対しても延滞を起すのではないかと推測します。そのため、返済能力が低いとみなされ、審査に通らない可能性は高くなります。

    4-8 年齢

    カードローン会社のほとんどは、申込条件で利用できる年齢を制限しています。下限は満20歳以上であることが多いのですが、上限年齢については65歳以下や70歳以下などカードローン会社によって異なります。そのため、申込条件に年齢が該当していない場合は申込みすらできません。

    また、年齢が申込条件の範囲内だったとしても、これからリタイア、もしくは収入が減少すると予想される60歳〜65歳に近い年齢だと、返済能力が低くなると判断され、審査に通りにくい傾向にあります。

    4-9 固定電話の有無

    固定電話があると住所地が確認できるほか、住む場所が頻繁に変わらない、また、社会的にしっかりしているなどとみなされます。生活の基盤がしっかりしていると判断され、審査に有利になる傾向にあるようです。

    ただ、最近では固定電話を持たず、スマートフォンのみを保有している人も増えています。そのため、スマートフォン(携帯電話)などがあり、申込者と連絡が確実に取れる環境が確保されていれば、審査にそこまでの影響はおよばないでしょう。

    4-10 住居形態

    一般的に持ち家の方が審査に通りやすいと言われています。また、持ち家でも住宅ローンを完済しているほうが審査に通る可能性が高くなります。賃貸住まいの場合、急な引っ越しなどで音信不通になる可能性があり、その心配が少ない持ち家の方が審査においては有利になります。

    また、持ち家にも自己所有と家族所有がありますが、家族所有だとしても賃貸住まいに比べると急な引っ越しなどの懸念点が少なく、かつ住所が確実に特定できるため賃貸より有利だと考えられます。

    4-11 家族の有無

    独身なのか既婚者なのか、また同居している家族によっても審査に少なからず影響を及ぼします。独身者よりも既婚者、さらには子どもがいる世帯の方が転職や引っ越しの可能性が低く、場合によっては配偶者の収入も見込まれるため、審査における評価は高くなりやすいでしょう。

    5. カードローンの審査に通れるかどうかはきちんと返済できることがポイント

    カードローンの審査ではさまざまな項目をチェックします。そのうえで、返済能力が確実にあると認めてもらうことが審査を通過する一番のポイントです。

    審査の際には申込時に申告された内容に基づき、勤務先への在籍確認や信用情報の照会、本人確認などが厳密に行われます。虚偽の内容を申告しても必ず発覚しますし、審査にも少なからず影響を及ぼしますので、虚偽の内容を申告することはせず、事実をありのままに申告するようにしてください。

    6. 審査に通りやすいと言われているカードローンは危険なことも

    前述しましたが、カードローン会社が審査に通りやすいと宣伝することは違法です。そのため、審査に通りやすいと言われているカードローンは、貸金業者として登録されていないにもかかわらず貸金業を行っている、いわゆる闇金の可能性が高いといえます。闇金の特徴は、無審査で貸し付けを行う、金利が違法といったものです。

    また、返済不能の状況に陥った際には強引な取り立てを行われる可能性もあります。実際にそのような状況になった際に弁護士や警察に相談したとしても、無関係に取り立てを行い、その結果家族や親族にも被害が及ぶかもしれません。

    一度でも闇金を利用するとそこから逃げ切ることは容易ではありません。どんな理由があろうとも、闇金を利用することは絶対にやめましょう。

    6-1 闇金かどうかを見抜く方法

    中小の消費者金融などあまり名前を知られていない消費者金融の場合、闇金がどうかの判断が付きにくいケースもあり得ます。ここでは、闇金かどうかを判断する方法を紹介します。

    金利

    貸金業法では利息制限法(第1条)に基づいた上限金利が設定されており、それを超える利息での貸し付けは禁止されています。

    具体的には、「元本が10万円未満:年20%」「元本が10万円以上100万円未満:年18%」「元本が100万円以上:年15%」で、これを超える利息部分については無効とされます。しかし、闇金の場合、これを超えた利息での貸し付けを行っていることがほとんどです。

    審査の有無

    通常、法律を遵守した営業を行うため必ず審査を行います。無審査でお金を貸すような業者は闇金と判断してよいでしょう。

    登録番号を調べる

    金融庁の公式サイトでは、登録している貸金業者を検索できるサービスが用意されています。業者の名称や電話番号を入力することで、登録されている貸金業者かどうかを調べられます。怪しいと思ったらまず登録番号を調べましょう。

    また、金融庁に登録する際には固定電話番号が必要です。登録されていない闇金業者の連絡先は携帯番号であることが多く、そのことからも闇金かどうかを判断できます。

    7. カードローンの審査に不安がある人の対処法9選

    ここからは、カードローンの審査に不安を感じている人に対して、なるべく審査に通過しやすくなるための対処法を紹介します。事前にしっかりと目を通し、できることから対処しておきましょう。

    7-1 金利だけでカードローンを選ばない

    カードローンを選ぶ際、できるだけ金利の低いところで借りたいと思う人は多いのではないでしょうか。ただ、金利だけで選ぶと審査落ちが続く可能性があります。特に中小の消費者金融のなかには「他社からの借り入れ件数が4社までであれば申込可能」と明言しているところもあります。

    返済のことを考えると、どうしても低金利のカードローン会社に目が向いてしまいますが、金利だけでなく、そのカードローン商品の内容について総合的に判断しましょう。また、金利が高いカードローンだからといって審査に通りにくいわけでもありません。複数のカードローン商品を比較し、慎重に選ぶようにしてください。

    7-2 短期間にたくさんのカードローンに申込まない

    一般的に、短期間に複数(1カ月の間に3社以上)の申込みを行うことを「申込みブラック」といいます。信用情報機関に登録される情報は、信用事故情報だけでなく、「カードローンを申込んだ」という内容も含まれます。

    そのため、審査において短期間に複数のカードローンに申込みをしたことが判明すれば、「かなりお金に困っている」、「返済能力に問題がある」とみなされる可能性が高くなります。

    ちなみに「カードローンに申込んだ」という情報は最低6カ月間登録され、その間消えることはありません。審査に通らない可能性を考えて複数社に申込みたい気持ちもあると思いますが、審査の可能性を上げるのであれば半年間は2~3社程度の申込みにしておく、次の申込みまでは6カ月間は空ける、といった対策をとりましょう。

    7-3 今ある借り入れを返済する

    借入件数や借入総額が多いとそれだけ返済能力の審査に影響を及ぼします。一般的に借入件数が多い方が返済能力における信用度が低くなるため、借入先の金額が少額のものや、金利の高いものから順次返済を行うことも、審査に通過しやすくなるための1つの対処法です。

    返済のために家計の収支を見直すことや、繰り上げ返済を行うことは、金利負担を少なくするだけでなく、返済総額の削減に繋げることもできます。現在借り入れているローンの内容や返済額を確認し、効率のよい返済方法を考えて実践してみましょう。

    7-4 おまとめローンで1本化する

    複数社からの借り入れがあるなら、おまとめローンを活用することで借り入れを1本にまとめる方法もおすすめです。おまとめローンであれば、返済管理を楽にできるほか、借入金額が多いほど金利が低くなるため金利の負担も抑えられます。

    ただし、おまとめローンの対象外となる借り入れもありますので、全てのローンを1本化できるとは限らないことや、おまとめローンの利用の際にも審査に通過する必要があることも覚えておきましょう。

    また、おまとめローンは返済専用のローンですので、通常のカードローンと異なり、追加の借り入れはできない点にも注意が必要です。

    7-5 勤続年数が1年以上になってから申込む

    勤続年数は2年、最低でも1年以上あった方がいいといわれています。そのため、あと少しで勤続年数が1年に達するなら、それを待って申込むことをおすすめします。属性を機械的に審査するカードローン会社なら、それだけでポイントが上がる可能性があります。

    借り入れまで待てるならば、それが少しの間なら我慢して1年に達するまで待って申込むとよいでしょう。

    7-6 現在の信用情報を確かめてから申込む

    信用情報に不安があるならば、申込む前に自分の信用情報を確認してみましょう。国内に3つある信用情報機関(CIC、JICC、KSC)では、本人が請求することで信用情報を調べることができます。

    このことを「信用情報の開示請求」といいますが、インターネットや郵送、窓口で行えます。ちなみにJICCではアプリによる開示請求ができ、その流れは以下のとおりです。

    1. アプリをダウンロードする
    2. 利用規約を確認し、メールアドレスを送信する
    3. JICCよりパスワードが発行される
    4. パスワードを入力する
    5. 申込内容を入力する
    6. 本人確認書類や自撮り写真の送信を行う
    7. 手数料の支払い方法を選択する
    8. 申込内容の確認後、開示結果が郵送される

    郵送された開示結果の内容を確認し、事故情報が登録されていたら、その情報が消えるまでは申込まないようにしてください。

    7-7 各社をチェックしてみる

    カードローン各社の審査通過率をチェックし、審査通過率の高い会社に申込むことも一つの方法です。審査通過率とは、そのカードローン会社にカードローンを申込んだ人全体における、審査に通過し、契約した人の割合を表示したものです。

    大手消費者金融では企業情報サイトにて審査通過率を公表していますので、それを参考に審査通過率の高いところを選ぶとよいでしょう。

    ちなみに、アコムとアイフルの最新(2022年3月)の審査通過率情報は以下のとおりです。

    • アコム:31.5%
    • アイフル:27.4%

    月によって違いはあるものの、2022年3月時点ではアコムの審査通過率が高いことが分かります。ぜひ参考にしてみてください。

    7-8 閑散期に申込む

    カードローンの申込みにも閑散期があります。そして、申込者が少ない時期の方が審査に通過しやすいと言われています。アコム、アイフルそしてモビットの2021年度の月別申込み状況を見てみましょう。

    上期

      4月 5月 6月 7月 8月 9月
    アコム 47,119 48,117 40,584 42,004 44,638 45,718
    アイフル 42,862 46,466 42,733 43,573 49,726 55,997
    モビット 51,977 56,082 44,774 42,162 45,561 53,199

    (単位:人)

    下期

      10月 11月 12月 1月 2月 3月
    アコム 50,006 50,377 41,845 46,649 44,027 53,870
    アイフル 57,794 61,101 54,399 59,504 55,163 68,559
    モビット 47,093 46,052 36,472 41,081 37,652 55,416

    (単位:人)

    上期であれば、総じて6月から7月は申込む人が少ない傾向にあり、下期は12月が少なくなっています。この時期を狙って申込みをすると、審査に通過しやすい可能性は否めません。逆に申込者が多い3月は避けた方がいいでしょう。

    7-9 申込書には正しい情報を記載する

    申込む際には、申込書には嘘偽りのない正しい情報を記載するようにしましょう。記載されている内容に誤りがあると、担当者による確認が必要になり、審査に時間がかかってしまいます。また、年収を多く見せることや他社からの借入件数を少なく報告するようなことは絶対にしてはいけません。

    このような虚偽の報告が発覚すると、審査担当者に悪い印象を与えてしまうだけではく、内容が悪質だと判断された場合は刑事罰の対象となる可能性も否定できません。カードローン会社側からしても、虚偽の内容を申告する人にお金を貸そうとは思わないでしょう。

    申込書には正しい情報を記載し、さらに内容に間違いがないか確認して提出するようにしてください。

    8. カードローンの審査に通過できなかったときにすること

    上のような対処法をとってもカードローンの審査に通過できなかった時には、以下の方法をとってみましょう。そうすることで、必要なお金を借りることができるかもしれません。ただ、人によっては利用できないものがありますので、内容をしっかりと理解してから行動に移すようにしてください。

    8-1 違う会社や銀行に申込む

    カードローンの審査基準はカードローン会社によって異なります。別のカードローン会社に申込むことで審査に通過する可能性は十分にあります。ただ、その際には公式サイトなどでカードローンの商品概要説明書を確認し、保証会社が重なっていないかをチェックしましょう。

    カードローン会社が違っても、同じ保証会社を利用しているケースもあり、その場合だと同じ審査結果になる可能性が高いといえます。違う消費者金融や銀行というだけでなく、保証会社が異なっているかを確認することもポイントです。

    8-2 ただし再申込みは慎重にする

    審査に通らなかった後、別のカードローンに申込む場合は慎重に行いましょう。申込みブラックにならないよう、申込むカードローン会社は1カ月あたり2社までに抑えるようにするほか、過去に延滞を起した会社に再度申込むことは避けるようにしてください。

    カードローン会社は、信用情報機関とは別に社内で独自の事故情報を保有しています。そしてその情報が消えることはありません。このことを「社内ブラック」といい、そのカードローン会社で過去に延滞などの信用事故を起したことが判明した場合、審査に通過することは不可能だと思った方がいいでしょう。

    お金が必要な時はどうしても気持ちが焦ってしまいますが、そのようなときだからこそ慎重に申込先を選ぶことを心掛けましょう。

    8-3 借り換えやおまとめで借り入れの負担を軽くする

    今借りているカードローンの金利が高く、返済が負担に感じているなら、今よりも金利の低いカードローン会社に借り換えることで負担を軽くできます。

    また、借入先が複数あるなら、おまとめローンの利用を考えてみてもいいでしょう。今よりも負担が軽くなることで支出が減り、新たにお金を借りる必要がなくなるかもしれません。さらに借入状況が改善することで、今後カードローンを申込む時に審査に通過しやすくなる可能性もあります。

    8-4 公的融資を利用する

    お金が必要になったときに利用できる公的融資があります。利用するには条件を満たす必要がありますが、カードローンを利用するよりもかなり低い金利で借りられます。代表的な公的融資には以下のものがあります。

    生活福祉資金貸付制度

    都道府県の社会福祉協議会が主体となって実施しており、低所得世帯や障害者世帯、高齢者世帯に対する貸し付けを行っています。貸付利子は連帯保証人を立てる場合は無利子、立てない場合でも年1.5%です。目的に応じたさまざまな資金が用意されていますので、利用の際には自分が住んでいる地域の社会福祉協議会に相談してみましょう。

    求職者支援資金融資制度

    求職者支援制度で職業訓練受講給付金を受給する予定の方を対象とした貸付制度で、受講予定訓練月数に応じた融資を受けられます。貸付利率は年3%ですので、条件に該当するならば視野に入れてみてもいいかもしれません。

    緊急小口資金

    新型コロナウィルス感染症の影響を受け、収入が減少し生活が困難になった方を対象とする貸付制度です。2人以上の世帯なら月額20万円以内、単身世帯なら月額10万円以内を保証人不要の無利子で借りることができます。

    ただ、これらの公的融資は申込んでから実際に融資が実施されるまで最低でも1カ月程度の期間がかかる点に注意しておきましょう。

    8-5 支出を見直す

    お金を借りることだけを考えるのではなく、家計を見直し、支出を減らすことも考えてみましょう。そうすることで無駄な出費を抑えることができ、新たな借り入れが不要になるかもしれません。

    家計の見直しで効果があるのは固定費の見直しです。家賃や通信費、水道光熱費にどのくらいかかっているかを確認し、通信費が高いと感じるならキャリアを変更することでこれまでよりも費用を削減できる可能性があります。電気代が高いと思ったら、電力会社を変えてみるのも1つの方法です。

    固定費は一度見直すとその効果が継続するため、これまでに一度も家計の見直しをしていないなら、ぜひ支出の見直しに取り組んでみましょう。

    カードローンで審査が通りやすいところはない!申込みは慎重に

    審査に通りやすいカードローン会社は存在しません。ただ、審査基準はカードローン会社によって異なるため、審査に通らなかったとしても別のカードローン会社に申込むと審査に通る可能性はあります。ただし、短期間に多くのカードローン会社に申込むと「申込みブラック」の状態になってしまい、ますます審査に通りにくくなってしまいます。

    それぞれのカードローン商品の特徴や、上で紹介した審査に通過するための対処法の内容を理解し、慎重に申込むことを心掛けるようにしてください。

    • 審査回答期間

    ライター紹介

    氏名:
    新井智美
    保有資格:
    ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、 DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
    主なキャリア:
    コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。

    カードローンに関するよくある質問

    ここからはカードローンについてよくある質問について、その回答と合わせて紹介します。

    カードローンの金利相場はどのくらい?
    カードローンの金利相場は、銀行カードローンで4.5%~18%程度、消費者金融のカードローンで15%~18%程度になります。一般的に銀行カードローンの方が金利相場が低い傾向にある一方、審査回答期間は消費者金融のカードローンの方が早い特徴があります。
    カードローンの審査基準とは?
    カードローンの審査基準は、一般的に「返済能力があること」や「信用情報に問題がないこと」などです。金融機関にとって契約者がしっかりローンを返済できるかは重要です。他社での借り入れ状況や延滞履歴、破産状況なども確認し、融資をして問題ないかを確認しています。
    カードローンの返済方法は?
    カードローンの返済方法には、「約定返済」と「臨時返済」があります。約定返済は、毎月決められた日に決められた金額を返済する方法です。一方、臨時返済は約定返済とは異なるタイミングで返済を行うことです。例えば、ボーナスが入った時など経済的に余裕ができたタイミングで行う「繰上返済」や「一括返済」が臨時返済にあたります。
    カードローンでお金を借りるまでの流れは?
    一般的に、①ローンの申込み、②金融機関の仮審査・本審査、③ローンの契約、④借り入れ、となります。②にあたっては、「本人確認書類」や「収入証明書」などの必要書類を提出します。④の方法としては、銀行振込やカードを発行しATMなどで借り入れするなどがあります。なお、②の結果に応じて本人の借入可能額の上限が決まります。
    カードローンを利用するには保証人が必要?
    一般的に、カードローンは保証人が不要なローンです。カードローンにおいては保証会社が保証人の役割を担っています。保証会社とは、ローンの契約者が万が一返済できなくなったときに、本人の代わりに借入先の金融機関に返済を行う会社です。
    カードローンの借り入れまでの日数はどのくらい?
    カードローンの借り入れまでの日数は金融機関の種類によって異なります。一般的に消費者金融のカードローンは条件が揃えば当日の借り入れも可能ですが、銀行のカードローンは翌日以降の借り入れとなります。理由は、申込者の審査にあたり警視庁のデータベースへの照会が義務付けられており、照会するためには1日以上の時間を要するためです。

    ライター紹介

    新井 智美
    氏名
    新井 智美(あらい ともみ)
    保有資格
    ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
    主なキャリア
    コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。

    カードローンを知りたい

    はじめて借りるカードローン

    カードローンとはそもそもなにか?カードローンの種類、利用の流れや注意点などはじめてカードローンを借りる方が安心して利用できる参考情報をまとめています。

    カードローンにまつわるお悩みを解決

    「カードローンとキャッシングの違いは?」「カードローンは年収のどれくらいまで借り入れができる?」などのカードローンにまつわるお悩みをFAQ形式で解決します。

    カードローンを探す

    金利重視:安心の低金利から選ぶ 限度額重視:ゆとりの融資金額から選ぶ 審査期間重視:納得の審査スピードから選ぶ
    当サイトについて

    カードローン+(プラス)(以下、当サイト)は株式会社コネクトムにより運営・管理されています。
    当サイトはカードローンをはじめとする各種ローン商品などに関する情報の提供を目的としており、ローンの申込み、及び契約締結の代理、媒介、斡旋などを行うものではありません。

    掲載情報について

    当サイトに掲載されている融資の審査に関する内容につきましては、特定の金融機関がお申込みされたお客様に対して独自に行うものであり、当社は審査の過程および結果については一切関与しておりません。また、特定の金融機関の審査への適合性、正確性、完全性について保証するものではありません。融資の審査に関する情報などに基づいて被ったいかなる損害についても、当社は一切の責任を負いません。ローンの申込み、及び契約締結に関するすべての決定は、ご自身の判断で行うようお願いいたします。
    融資の審査に関する情報や、金利、借入条件、キャンペーンなどの詳細については、金融機関から直接提供される正確かつ最新の情報を必ずご確認ください。
    なお、当サイトに掲載されている情報は無断転載、無断使用を固く禁じます。