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【第12回】3%違うだけで返済額にこれだけの差がでる!カードローン金利の基礎知識

掲載:2020年09月11日/更新:2020年09月16日
3%違うだけで返済額にこれだけの差がでる!カードローン金利の基礎知識
CMや街の看板などでよく目にするカードローンの広告。 小額から借りられることもあり、予想外の出費で困ったときなどに、大きな助けとなります。
気軽に少額から借りられる反面、マイカーローン等の目的別ローンよりも高めの金利が設定されていることもあり、思っていた以上の返済総額になってしまうこともあるのではないでしょうか。

今回は、
・カードローンの金利の決まり方
・実際に返済する場合、どのくらい利息を払う必要があるのか
・少しでも適用される金利を低くするにはどうしたらいいのか
について解説します。

カードローンの金利とは

まず「金利」とは借りたお金に対して支払う利息の割合を示したものです。
カードローンの広告や商品概要などでよく、「3%~18%」や「5%~14%」といった形で提示がされていますが、これは借りたお金に対して1年間にかけられる金利の下限と上限を示しています。

それでは、この上限金利と下限金利、実際にお金を借りた場合に適用される金利は、どのように決められるのでしょうか。

借入金に対する上限金利は法律で決まっている

カードローンに限らず、借りたお金に対して適用される金利の上限は「利息制限法」という法律で定められています。

一般的に金銭の貸し借りを行う場合、借りる側よりも貸す側の方が立場は強くなります。そのため、あらかじめ金銭の貸し借りにおける利息や遅延損害金の利率を一定利率に制限するのが、この「利息制限法」です。

利息制限法では、借入金額を以下の三つの区分に分けそれぞれ上限金利を定めており、金銭の貸し借りを行う際は下記の上限金利より低い金利を適用する必要があります。

借入金元本の金額 上限金利
10万円未満 20%
10万円以上100万円未満 18%
100万円以上 15%

※ 利息制限法 第一章第一条 をFPサテライトがまとめ直しました。

仮に、各金融機関がこの上限金利より高い金利を適用してお金を貸した場合、上限金利を超える金利は無効とされます。すでに返済をしている場合も、上限金利を超えた金利に対する利息は元金に充当されることになります。

カードローンの適用金利について

利息制限法によって上限金利が定められているとしても、その金利がそのまま借入金額に適用されるわけではありません。

各金融機関は、利息制限法による上限金利の範囲内で、顧客に対する下限金利および上限金利を定め、「3%~14%」のような表記で提示しています。

そのうえで、借り入れを申込んだ方の収入や勤務先、他社からの借入状況、過去に延滞や支払い遅延などがないか、などについて審査を行い、それらを総合的に判断して借入限度額と適用金利を決定します。

カードローンの返済シミュレーション

カードローンの金利とは、借りたお金に対する利息の割合を示したもの、とお伝えしました。
それでは実際にどのくらいの利息がかかるのか、シミュレーションを行ってみましょう。

例として、借入金額15万円を金利15%で借り、1年後に返済した場合の利息と返済総額を計算してみます。
計算式は、「利息額=借入金額×実質年率×借入日数÷365日」となりますので
  15万円×15%×365(日)÷365(日)=22,500円
借入金15万円に対する利息は22,500円。
最終的に支払う返済総額は借入金15万円に利息を加えた17万2,500円になります。

それでは、返済途中で15万円を追加借り入れした場合、利息と返済総額はどのように変わるのでしょうか。
以下の条件でシミュレーションを行ってみましょう。

前提条件

  • 当初借入金額:15万円 金利15%
  • 返済方法:残高スライド方式
    ※ 毎月の返済額は毎月末日の利用残高に応じて以下のとおりに変わると仮定
      20万円超:6,000円
      10万円超20万円以下:4,000円
      2,000円以上10万円以下:2,000円
      2,000円未満:残高+利息
  • 追加借入金額:15万円 (返済開始4年経過後に追加で借り入れ)

シミュレーション結果は以下のとおりとなります。

(1) 追加借り入れなしで返済

(2) 返済開始4年経過後に15万円を追加借り入れ

追加借り入れ有無による返済状況シミュレーション結果
  借入金額 返済期間 利息 返済総額
(1)追加借り入れなし 150,000円 8年3ヶ月(101回) 93,147円 243,147円
(2)4年後に追加借り入れ 300,000円 15年3ヶ月(183回) 235,160円 535,160円

※(1)については、みずほ銀行カードローン 返済額シミュレーションを使用して算出
※(2)については、(1)のシミュレーション結果を踏まえFPサテライトにて独自に算出

最初の借り入れから4年間での利息は65,723円、借入残高は75,723円です。

借り入れから4年経過後に15万円の追加借り入れをおこなった場合、最終借入残高に応じて返済期間、毎月の返済額が再計算されます。その結果、追加借り入れ後の返済期間は追加借り入れをおこなわない場合に比べ6年10ヶ月延長され、完済まで15年3ヶ月かかることになります。

また、追加借り入れを行った場合に最終的に支払う利息は235,160円となり、追加借り入れしない場合より利息が142,013円多くかかることになります。

カードローンの特徴として、借入限度額内であれば何度でも借り入れができることが挙げられますが、返済途中で追加借り入れを行うと支払う利息は増えます。
追加借り入れをした金額によっては、毎月の返済額が増えたり、返済期間が延長されたりと家計に与える影響は大きくなります。

追加で借り入れを行うかどうかは、慎重に判断するようにしましょう。

カードローン金利を低く抑えるには?

カードローンの適用金利は、利息制限法が定める上限金利の範囲内で、各金融機関が審査した結果に応じて決定します。そのため、場合によっては適用された金利が高く、家計への負担が思っていた以上に大きくなってしまうケースもあります。
そのような場合、いくつかの方法で適用金利を下げることができる可能性があります。ここでは、代表的な3つの方法をご紹介します。

上限金利の低いカードローンを借りる

第一の方法は、できるだけ上限金利の低いカードローンを借りることです。

借入金額を返済する際に支払う利息は、適用されている金利に左右されます。

たとえば、借入金額15万円を1年間借りた場合、金利18%では利息が27,000円になるのに対し、金利15%の場合は22,500円です。

しかし、借入金額が50万円になると、金利18%では利息が90,000円、金利15%の場合は75,000円と、金利差による利息の違いは大きくなります。

このように、同じ借入金額であれば金利が低い方が返済総額は少なくて済み、家計への負担も軽くなります。

各金融機関が適用する金利は、「3%~15%」のように提示されています。この提示された金利の右側の数字が、その金融機関が適用する上限金利となりますので、できるだけその数字が小さい金融機関を選択することで、適用金利を低くすることができます。

返済実績を積む

低金利のカードローンで審査に落ちてしまう場合は、どうしたらよいのでしょうか。

カードローンの審査に落ちてしまう場合、申込みを行った方の収入が少なかったり、過去の返済で遅延等の事実があったりすることがあります。また、現在の勤務先での勤続年数が浅い場合も審査に通りにくかったり、審査に通過しても高めの金利を適用されたりすることがあります。

そのような場合、すぐに金利を下げることは難しいでしょう。しかし、きちんと返済を続け完済した後であれば、場合によっては適用金利を下げてもらえる可能性があります。

低金利のカードローンに借り換える

すでにカードローンの借り入れを行っている場合、借り入れをしたまま金利を下げることは難しいといえます。しかし、他の低金利のカードローンに借り換えを行うことで、必然的に金利を下げることが可能になります。

例として、金利18%のカードローンから15%のカードローンに借り換えた場合、どのくらい利息が変わるのかを見ていきましょう。

前提条件

  • 借入金額:20万円
  • 返済方法:残高スライド方式
    ※ 毎月の返済額は毎月末日の利用残高に応じて以下のとおりに変わると仮定
      20万円超:6,000円
      10万円超20万円以下:4,000円
      2,000円以上10万円以下:2,000円
      2,000円未満:残高相当額
  • 金利:18%
  • 返済開始から6年後に、金利15%のカードローンに借り換えを行う
(1) 借り換えを行わず金利18%のまま完済した場合
  • 返済期間:12年9ヶ月
  • 利息:230,027円
  • 返済総額:430,027円
(2) 当初金利18%。返済開始から6年後に金利15%に借り換えた場合
  • 金利18%が適用されている最初の6年間の利息:162,872円
  • 金利15%に借り換え後から完済までの利息:45,835円
  • 全期間通しての利息:162,872円+45,835円=208,707円
  • 金利15%に借り換えた場合の返済期間:11年10ヶ月

※(1) については、みずほ銀行カードローン 返済額シミュレーションを使用して算出
※(2) については、(1) のシミュレーション結果を踏まえFPサテライトにて独自に算出

このように、返済開始から6年後に金利15%に借り換えた場合、金利18%のまま借り換えをしない場合に比べ完済までに支払う利息は21,320円少なくなり、返済期間も11ヶ月短縮されます。
元の借入金額が大きいほど、この金利差による効果はより大きくなります。

しかし、低金利のカードローンに借り換えるときに注意しなくてはならないのが、借り換える金額です。
いくら低金利になるからといって、今時点の残高よりも大きな金額を借りてしまうと、金利差による効果は薄れてしまい、場合によっては借り換え前よりも多く利息を支払うことになる可能性があります。

あくまでも、今時点の借入残高を低金利のカードローンに置き換えることを念頭に、借入金額を決めるようにしましょう。

まとめ

カードローンは、短時間の審査で少額から借りられることもあり、家計の補填や急な出費を補うための手軽な手段として認知されています。

カードローンに適用される金利は、利息制限法によって上限が決められており、最終的には各金融機関による審査などによって決まります。

金利の差は、そのまま支払う利息に影響します。借入金額が少額の場合は、適用金利の違いによる利息の差もあまり気にならないこともありますが、借入金額が増えればその差は大きくなります。

すでに借り入れをしているのであれば、より低金利のカードローンに借り換えを検討するか、審査通過が難しい場合はきちんと返済し、返済実績を積むことで適用金利を下げられる可能性があります。

カードローンの金利について理解したうえで、カードローンプラスのようなローン比較検討サイトなどを利用し、ご自身に合ったローンを探してみてはいかがでしょうか。

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ライター紹介

阿部倉 弘子
氏名
阿部倉 弘子
主なキャリア
FPサテライト 取締役
大学卒業後、数年フリーターを経験。その後IT企業へ就職し、システム運用業務に従事。
IT企業への就職と同時に始めた一人暮らしで、思い通りに貯蓄が増やせないことに悩んでいた時にFPについて知る。
その後、自身の保険相談や資産運用の相談を通じて、FPの持つ可能性と奥深さに興味を持ち2級FP技能士を取得する。2019年5月AFP認定。
現在はIT企業に勤務する傍ら、どんな状況でもお金に振り回されない人生を歩むためのガイド役となるべく活動している。
保有資格 AFP、日商簿記2級

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