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【第123回】国の教育ローンとは?申込み条件・金利・審査のポイントをわかりやすく解説

2026年08月06日
国の教育ローンとは?申込み条件・金利・審査のポイントをわかりやすく解説
「子どもを大学に進学させたいけれど、入学金や授業料をどう準備すればよいかわからない」と悩む保護者の方は少なくありません。大学や専門学校への進学にはまとまった資金が必要であり、家計への負担が大きくなることもあります。
そんなときに活用を検討したいのが、日本政策金融公庫が取り扱う「国の教育ローン(正式名称:教育一般貸付)」です。固定金利で利用でき、子ども1人あたり最大350万円(条件により450万円)まで借りられる公的な融資制度として、多くの家庭に利用されています。
この記事では、国の教育ローンの仕組みや申込み条件、審査のポイント、奨学金や民間の教育ローンとの違いまで、初心者にもわかりやすく解説します。

この記事は約12分30秒で読むことができます。

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    1. 国の教育ローンとは?基本の仕組みを理解しよう

    教育ローンの返済予定表をイメージした写真

    国の教育ローンは、教育費の負担を軽減する目的で設けられた公的な融資制度です。まずは制度の概要を確認しておきましょう。

    1-1 日本政策金融公庫が運営する公的な融資制度

    国の教育ローンの正式名称は「教育一般貸付」です。日本政策金融公庫が取り扱う公的な融資制度で、家庭の教育費負担を支援することを目的としています。

    営利目的の民間金融機関とは異なり、教育の機会均等を支える政策的な役割を担っているため、一定の条件を満たせば幅広い家庭が利用できます。

    資金使途は入学金や授業料だけではありません。受験費用、教材費、パソコン購入費、通学定期代、下宿費用など、教育に関わる幅広い費用に利用できます。また、日本学生支援機構(JASSO)の奨学金との併用も可能です。

    1-2 子ども1人あたり最大350万円(条件次第で450万円)まで借りられる

    国の教育ローンの貸付限度額は、子ども1人につき350万円です。ただし、自宅外通学、修業年限5年以上の大学への進学、大学院への進学、海外留学などに該当する場合は、上限が450万円まで引き上げられます。

    また、兄弟姉妹がいる場合は、それぞれの子どもについて利用できるため、複数人分の教育費にも対応可能です。

    なお、借入方式は一括融資のみで、必要な資金をまとめて受け取ります。受験前から申込みできるため、入学金の支払いに向けて早めに準備しておくと安心です。

    1-3 固定金利・最長20年返済で家計への負担を分散できる

    国の教育ローンは固定金利型(年4.05%:2026年7月1日時点)で、借り入れ後の金利が変わりません。そのため、将来の返済計画を立てやすい点が大きな特徴となっています。

    返済期間は最長20年で、長期間にわたって返済することで毎月の負担を抑えられます。また、在学中は元金据置制度を利用でき、利息のみの返済にすることも可能です。

    さらに、ひとり親家庭や交通遺児家庭、一定の所得要件を満たす家庭などは金利優遇の対象となる場合があります。家計状況に応じて柔軟に利用できる制度といえるでしょう。

    2. 国の教育ローンは誰でも使える?申込み条件を確認しよう

    教育ローンのお申込み手続きをイメージした写真

    国の教育ローンの利用を検討するにあたっては、まず申込み条件を確認しましょう。

    2-1 子どもの人数によって世帯年収の上限が変わる

    国の教育ローンに申込めるのは、融資対象となる学校へ入学・在学する子どもの保護者(主に生計を維持している方)です。ただし、状況によっては、6親等以内の血族や配偶者、3親等以内の姻族などの親族が申込めるケースもあります。

    利用するにあたっては世帯年収の上限が設けられており、給与所得者は「年収」、自営業者は必要経費を差し引いた「所得」で判定します。なお、子どもの人数は進学する子どもだけでなく、扶養している子ども全員が対象です。

    子どもの人数別・世帯年収(所得)上限額一覧
    子どもの人数 給料所得者の世帯年収(所得)上限額 事業所得者の
    所得上限額
    1人 790万円 600万円
    2人 890万円 690万円
    3人 990万円 790万円
    4人 1,090万円 890万円
    5人 1,190万円 990万円

    ※世帯年収(所得)には、配偶者等の収入(所得)も含みます。

    ※事業所得者は「収入から必要経費を差し引いた所得金額」で判定します。

    また、子どもが2人以下でも、自宅外通学や海外留学、単身赴任、返済負担率が高い場合など一定の条件を満たすと、年収上限が990万円(所得790万円) まで緩和される特例制度があります。前年の年収が上限を超えていても、今年の収入が減少する見込みであれば相談できる場合もあるため、気になる方は日本政策金融公庫へ確認しましょう。

    2-2 ひとり親家庭や低所得世帯は金利優遇を受けられる

    国の教育ローンでは、教育費の負担が大きくなりやすい家庭を支援するため、一定の条件を満たす世帯に対して金利優遇制度が設けられています。

    対象となるのは、ひとり親家庭(母子・父子家庭)、交通遺児家庭、世帯年収200万円(所得132万円)以内の家庭、または子どもを3人以上扶養し、世帯年収500万円(所得356万円)以内の家庭などです。これらに該当すると、通常金利より年0.4%低い優遇金利が適用されます。

    さらに、一部の自治体では教育ローンの利息を補助する「利子補給制度」を実施している場合もあります。制度内容は自治体によって異なるため、居住地の窓口も合わせて確認しておくと、教育費の負担をさらに軽減できる可能性があります。

    2-3 大学・専門学校・高校など幅広い学校種別が対象

    国の教育ローンは、大学だけでなく、高校や専門学校など幅広い教育機関が対象となっています。対象となるのは、中学校卒業以上の方を対象とした修業年限3ヶ月以上の国内教育施設で、大学、短期大学、大学院、高等専門学校、高等学校、専修学校、各種学校などが含まれます。

    また、海外の大学や高校、大学院に加え、修業年限3ヶ月以上の語学学校なども対象となるため、海外留学を予定している場合にも利用できるケースがあります。この場合は貸付上限額が450万円まで引き上げられる点も大きな特徴となっています。

    一方で、予備校や学習塾など、一部の教育機関は国の教育ローンの対象外となる場合があります。対象校の要件は、学校の種類だけでなく、在籍する課程によって利用可否が異なる場合もあるため、申込み前に対象校かどうか確認しておくと安心です。

    3. 国の教育ローンは収入が少なくても利用できる?申込み条件と審査のポイント

    国の教育ローンの審査や必要書類の確認をイメージした写真

    国の教育ローンは、民間の教育ローンと比べて利用しやすい傾向があります。
    世帯年収に上限はあるものの、下限の制限がないため、パートや自営業の方でも比較的申込みやすくなっています。ただし、「返済能力」については、民間の教育ローンと同様にチェックされるため、事前の準備を怠らないようにしましょう。

    3-1 審査では世帯年収・返済能力・信用情報が主にチェックされる

    国の教育ローンの審査基準は公表されていませんが、申込んだ内容をもとに総合的な審査が行われます。特に重視されるのは、「世帯年収・収入の安定性」「返済能力」「信用情報」の3項目です。

    世帯年収については、子どもの人数に応じた上限以内であることに加え、継続的な収入があるかどうかも確認されます。また、住宅ローンや自動車ローン、カードローン、リボ払いなど他の借入状況も審査対象となり、返済負担率が高い場合は審査に影響する可能性があります

    さらに、CICやJICC、KSCなどの信用情報機関に登録されている情報も確認されます。クレジットカードや携帯電話端末の分割払いの延滞も信用情報に記録されるため注意が必要となります。申込書への記入漏れや誤記載も審査に影響するため、提出前によく確認しましょう。

    3-2 必要書類を事前にそろえておく

    国の教育ローンでは、書類の不備や不足があると審査開始が遅れたり、追加提出を求められたりすることがあります。そのため、必要書類は早めに準備しておくことが重要です。

    主な提出書類は、借入申込書、住民票の写し、源泉徴収票や確定申告書などの収入証明書類、本人確認書類、預金通帳の写しなどが挙げられます。このうち預金通帳は、住宅ローンや家賃、公共料金などの支払い状況が確認できる直近6ヶ月分以上を求められることがあります。

    また、入学資金として利用する場合は、合格通知書や入学許可書、学費の納付金額が分かる資料も必要です。公共料金をクレジットカード払いにしている場合は、カード利用明細の提出が必要になるケースもあります。事前に必要書類を確認しておけば、審査をスムーズに進めやすくなるでしょう。

    4. 国の教育ローンの申込みから融資までの流れ

    国の教育ローンの段階的な流れをイメージした画像

    国の教育ローンは、インターネット・郵送・窓口の3つの方法で申込めます。申込みから融資までには一定の期間がかかるため、入学金の納付期限に間に合うよう余裕を持って準備することが大切です。
    ここでは、申込み方法や融資までの流れを順番に紹介します。

    4-1 申込みはオンライン・郵送・窓口の3つの方法から選べる

    国の教育ローンの申込み方法には、「インターネット」「郵送」「窓口」の3種類が用意されています。

    インターネット申込みは、日本政策金融公庫の公式サイトから24時間いつでも手続きができ、必要書類も画像やPDFで提出できます。借入申込書を別途郵送する必要がないため、最も手続きがスムーズな方法です。

    郵送は、申込書を取り寄せて必要書類とともに送付する方法で、書類を紙で管理したい方に向いています。また、窓口では担当者に相談しながら手続きを進められるため、制度について詳しく聞きたい方や書類に不安がある方でも安心できます。

    それぞれの申込み方法の特徴を理解したうえで、自分に合った方法を選びましょう。

    4-2 申込みから融資まで通常2〜3週間かかるため早めの準備が必要

    国の教育ローンは、申込みから融資まで通常2〜3週間程度かかります。ただし、受験シーズンである10月から3月頃は申込みが集中するため、1ヶ月以上かかることもあります。

    申込み後は、提出書類の確認や勤務先への在籍確認、信用情報の照会などが行われ、審査結果が郵送で通知されます。その後、借用証書などを返送すると契約手続きが完了し、指定した口座へ融資金が振り込まれる仕組みとなっています。

    大学によっては合格発表から入学金納付期限まで2週間程度しかないこともあるため、日本政策金融公庫でも2〜3ヶ月前からの申込みをおすすめしています。

    いつ、どのくらいの費用が必要になるかを把握し、逆算しながら、できるだけ早めに手続きを始めましょう。

    4-3 受験前でも申込み可能!合格発表を待たずに動ける

    国の教育ローンの大きな特徴の一つが、受験前でも申込みができることです。志望校が決まった段階で審査を進められるため、合格発表後に慌てて手続きをする必要がありません。

    入学資金として利用する場合は、合格通知書などの提出は契約手続き時に行い、先に審査だけ済ませておくことができます。審査通過後は「融資保留」の状態にしておき、合格が決まったタイミングで融資を実行することも可能です。

    また、万が一不合格になった場合や、他の方法で教育費を用意できた場合には、融資を取りやめることもできます。入学金の納付期限は短いことが多いため、受験前から準備を進めておくことで、資金面の不安を大きく減らせるでしょう。

    ただし、合格前に申込んだ「入学資金」としての融資は、実際に入学する月の翌月末までに融資(契約)を完了させる必要がある点に注意が必要です。この期限を過ぎると、あらためて「在学資金」として申込み直す必要があります。

    5. 国の教育ローンと奨学金・民間の教育ローンは何が違う?

    国の教育ローンと他のローンを比較検討している様子をイメージした写真

    教育費を準備する方法には、「国の教育ローン」「奨学金」「民間の教育ローン」があります。

    それぞれ借り入れの名義や返済する人、利用できるタイミングが異なるため、特徴を理解したうえで自分の状況に合った制度を選ぶことが大切です。

    5-1 奨学金は「子ども名義」、教育ローンは「保護者名義」で借りる

    国の教育ローンと奨学金の最も大きな違いは、「誰が借りて誰が返済するか」です。国の教育ローンは保護者名義で借り、保護者が返済します。一方、貸与型奨学金は学生本人が借り、卒業後に本人が返済する仕組みです。

    また、教育ローンは一括で保護者の口座に振り込まれるため、入学金や前期授業料など、入学前に必要なまとまった費用に利用できます。一方、奨学金は入学後に毎月振り込まれるため、生活費や授業料の補填に向いています。

    「子どもに将来の返済負担を負わせたくない」という場合は教育ローン、「在学中の家計負担を軽減したい」という場合は奨学金など、それぞれの特徴をふまえて選ぶ視点を持ちましょう。

    国の教育ローンと奨学金の違い
    国の教育ローン 奨学金(貸与型)
    借りる方 保護者(親) 学生本人
    返済する方 保護者(親) 学生本人
    受け取り方 一括で受け取る 毎月定額が学生本人の口座に振り込まれる
    入学前の利用 可能 原則不可
    金利の目安 固定金利 第一種:無利子
    第二種:有利子(上限は年3.0%)
    学力基準 なし あり
    返済開始 借り入れた翌月から(在学中は利息のみの返済も可能) 卒業後7ヶ月目から

    5-2 民間の教育ローンは年収上限がなく融資スピードが速い

    国の教育ローンと民間の教育ローンは、どちらも保護者が借りて返済する点は共通していますが、利用条件には違いがあります。

    国の教育ローンは世帯年収の上限がありますが、民間の教育ローンには上限が設けられていないケースが多く、高所得世帯でも利用しやすい点が特徴です。また、銀行によっては最短数日で融資を受けられる商品もあり、急ぎで資金が必要な場合に役立ちます。

    ただし、民間の教育ローンは変動金利型が多いため、将来的に金利が上昇すると返済額が増える可能性があります。銀行によっては国の教育ローンより低い金利の商品もあるため、申込み時点で金利や返済条件を比較し、自分に合った商品を選ぶことが重要です。

    国の教育ローンと民間の教育ローンの違い
    国の教育ローン 民間の教育ローン
    年収上限 あり(子どもの人数による) なし
    貸付上限額 350万円(450万円) 銀行によって異なる(500万円~3,000万円程度)
    金利タイプ 固定金利 変動金利が多い
    融資スピード 申込みから融資まで約2~3週間 最短数日~2週間程度
    借入タイプ 一括借入のみ 一括借入型
    カードローン型
    必要書類 多い 銀行によるが比較的少ない

    5-3 国の教育ローンと奨学金は併用できるため両方の活用がおすすめ

    国の教育ローンと日本学生支援機構(JASSO)の奨学金は併用できます。そのため、「どちらか一方を選ぶ」のではなく、それぞれの特徴を生かして使い分けるのがおすすめです。

    例えば、入学金や受験費用、前期授業料など入学前に必要なまとまった費用は国の教育ローンを利用し、入学後の授業料や生活費は奨学金で補うという方法です。ただし、国の教育ローンを利用できた場合は、「入学時特別増額貸与奨学金」の対象外になる点には気をつけましょう。

    また、返済不要の給付型奨学金や第一種奨学金(無利子)を優先し、不足分を教育ローンで補うことで、将来的な利息負担を抑えられます。教育費は数年間にわたって必要になるため、制度を組み合わせて計画的に準備することを心掛けましょう。

    6. 国の教育ローンを利用する際の注意点

    木製ブロックのビックリマークで利用する際の注意点をイメージした写真

    国の教育ローンはメリットの多い制度ですが、年収の上限や、一括借入のみなどいくつかの制約があります。
    事前に注意点を把握しておくことで、想定外の事態を防げます。

    6-1 年収が上限を超える場合は民間の教育ローンを検討する

    国の教育ローンは公的な制度のため、子どもの人数に応じた世帯年収の上限が設けられています。そのため、共働き世帯などで世帯収入が基準を超える場合は、利用できないことがあります

    そのような場合は、銀行などが取り扱う民間の教育ローンも選択肢になります。民間の教育ローンは年収上限が設定されていない商品が多く、借入可能額も500万円以上の商品が少なくありません。また、審査が比較的早く、入学金の納付期限が迫っている場合にも利用しやすいというメリットがあります。

    一方で、変動金利の商品が多く、将来的に返済額が増える可能性もあります。現在は銀行によって国の教育ローンより低い金利の商品もあるため、「国の教育ローンのほうが必ず有利」とは考えず、申込み時点で金利や返済条件を比較することを忘れないようにしましょう。

    6-2 一括借入のみのため入学後の追加費用には別途対応が必要

    国の教育ローンは、必要な資金を一度に受け取る「証書貸付型」の融資です。そのため、教育費が必要になるたびに借りられるカードローン型とは異なり、計画的な資金管理が求められます。

    また、融資対象となるのは「今後1年間に必要となる教育費」が基本です。留学費用や資格取得費用、就職活動費用など、入学後に追加で教育費が発生した場合は、あらためて申込みが必要です。ただし、貸付限度額までの残枠があれば再申込みを行い、複数回に分けて借り入れできる場合もあります。

    さらに、融資金はまとめて振り込まれるため、入学金や授業料、引っ越し費用など、どの費用にいくら使うかをあらかじめ整理しておくことも重要です。在学中の生活費や毎月の支出については、貸与型奨学金を組み合わせるといった方法も有効です。

    進学前に4年間で必要となる教育費を大まかに試算し、教育ローン・奨学金・自己資金をどのように組み合わせるか考えておくことが、無理のない資金計画につながります。

    7. 国の教育ローンでよくあるQ&A

    国の教育ローンのよくある質問のイメージ画像

    ここでは、国の教育ローンについてよくある質問を回答と合わせて紹介します。

    7-1 国の教育ローンの審査に落ちたらどうすればいいですか?

    国の教育ローンの審査に通らなかった場合でも、銀行などの民間教育ローンや日本学生支援機構(JASSO)の奨学金を利用できる可能性があります。金融機関ごとに審査基準は異なるため、別の制度で借り入れできるケースもあります。

    ただし、短期間に複数のローンへ申込むと信用情報に申込み履歴が残るため、計画的に手続きを進めましょう。

    7-2 国の教育ローンはパートやアルバイトでも申込めますか?

    パートやアルバイトの方でも、安定した収入があり、世帯年収が申込み条件を満たしていれば利用できる可能性があります。

    審査では雇用形態そのものではなく、継続的な収入の有無や返済能力などが総合的に確認されます。そのため、同じ職場で長く勤務している場合は、収入の安定性を示しやすくなるでしょう。

    7-3 国の教育ローンは入学金だけでなく、生活費や下宿代にも使えますか?

    国の教育ローンは、授業料や入学金だけでなく、受験費用や下宿費用、パソコン購入費など教育に必要な費用にも利用できます。

    ただし、食費や日用品などの純粋な日常生活費は融資の対象外となります。利用目的によっては、賃貸契約書や納付書など、資金の使い道を確認できる書類の提出を求められる場合があります。

    7-4 奨学金と国の教育ローンは同時に使えますか?

    国の教育ローンと奨学金は併用可能です。その場合は、入学時に必要なまとまった費用は教育ローン、入学後の授業料や生活費は奨学金というように役割を分けるのが一般的です。

    まずは返済不要の給付型奨学金や無利子の第一種奨学金を検討し、不足分を教育ローンで補うことで、将来の返済負担を抑えやすくなります。

    7-5 申込みから何日で融資されますか?

    申込みから融資までの期間は、通常2〜3週間程度が目安です。ただし、受験シーズンの10月〜3月頃は申込みが集中するため、1ヶ月以上かかることもあります。

    大学によっては合格発表から入学金納付期限までの日数が短いため、志望校が決まった段階で早めに申込みを進めておくと安心です。

    8. 国の教育ローンは、教育費に悩む家庭の強い味方

    国の教育ローンで進学の夢を叶える学生をイメージした写真

    国の教育ローンは、教育費の負担を軽減するために設けられた公的な融資制度です。固定金利で返済計画を立てやすく、奨学金との併用もできるため、多くのご家庭にとって非常に心強い選択肢となります。
    利用を検討する際には、まずはご自身の世帯が利用条件を満たしているかを確認し、必要書類の用意や申込み手続きを早めに進めることが大切です。制度の特徴を正しく理解し、奨学金や民間の教育ローンも含めて比較しながら、ご家庭に合った最適な方法で教育費を準備していきましょう。

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    ライター紹介

    新井 智美
    氏名
    新井 智美(あらい ともみ)
    保有資格
    ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級ファイナンシャル・プランニング技能士、DC(確定拠出年金)プランナー、住宅ローンアドバイザー、証券外務員
    主なキャリア
    コンサルタントとして個人向け相談(資産運用・保険診断・税金相談・相続対策・家計診断・ローン・住宅購入のアドバイス)を行う他、資産運用など上記相談内容にまつわるセミナー講師(企業向け・サークル、団体向け)を行うと同時に金融メディアへの執筆及び監修も行い、現在年間200本以上の執筆及び監修をこなしている。これまでの執筆及び監修実績 は1,500本以上。
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